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2023年度
2023 第6回中国国際輸入博覧会終了
2024 第7回中国国際輸入博覧会再会
●第6回上海輸入博が閉幕、成約額は前年比6.7%増の784億ドル
(第6届上海進博会閉幕、成交額比前年増6.7%的784億美元)
Jetro ビジネス短信 2023/11/14
上海市で11月5日から開催されていた第6回「中国国際輸入博覧会(CIIE)」が10日に閉幕した(2023年11月8日記事参照)。主催者の中国商務部、上海市政府が共同で開催した記者会見によると、輸入博の成約額は前年比6.7%増の784億1,000万ドルで、2年連続で増加している。中国各地域別の調達契約額では、上海市が5.3%増の95億ドルと、6年連続で首位だった。
今回の輸入博には、128カ国・地域から3,486社が出展した。そのうち、フォーチュングローバル500に入る企業や業界トップ企業は289社で過去最多となった。会場では、442種の新製品、新技術、新サービスが紹介された。また、イノベーション・インキュベーション特設エリアでは、39カ国・地域から300件のイノベーションプロジェクトが出展され、直近2回の輸入博での展示数の合計を上回った。さらに、各ホールを巡るグローバル企業の視察団や、中小企業のビジネスマッチング、自動車ホールでの即売イベントなども初めて開催された。
国家展示ホールには69カ国が出展し、そのうち64カ国は「一帯一路」構想の参加国だった。また、出展国のうち34カ国は初めてのオフライン出展、11カ国は初出展だった。米国は2018年の輸入博開催以来初となる国家レベルのパビリオンを設置し、肉類や乳製品、ワイン、ナッツ、健康食品など17社の企業からなる「米国食品・農業館」を設置した。米国農務省の代表チームも連邦政府高官として初めて輸入博に参加した。
出展社数を国・地域別でみたところ、日本は最多の351社・団体、米国は248社・団体、韓国は212社・団体だった(注)。記者会見では、2024年11月5~10日に開催予定の第7回輸入博について、約200社の出展企業が既に登録しており、展示スペースは10万平方メートルに及ぶことを明らかにした。(注)11月14日時点の輸入博公式ホームページによる。(劉元森)
©ジェトロ撮影 左から右
*米国の食品・農業パビリオン
*トヨタ自動車の展示ブース
●第6回上海輸入博が開幕、154カ国・地域・国際組織が参加
(第6届上海進博会開幕、154個国家・地区・国際組織参加)
Jetro ビジネス短信 2023/11/08
第6回「中国国際輸入博覧会(CIIE)」が11月5日、上海市の国家会展中心で開幕した(11月10日まで)。
5日午前に行われた開幕式では、習近平国家主席が祝賀の書簡を寄せるとともに、李強首相や何立峰副首相、陳吉寧上海市書記、吴政隆国務院(内閣)秘書長が出席した。このほか、オーストラリアのアンソニー・アルバニージー首相、キューバのマヌエル・マレーロ首相、カザフスタンのアリハン・スマイロフ首相、セルビアのアナ・ブルナビッチ首相ら各国首脳を含め、世界143カ国・地域と国際機関から1,500人が出席した。李強首相は開幕式の演説で、ルールにより整合性を高めて対外開放を促進し、自由貿易試験区や海南自由貿易港などの開放プラットフォームを構築するとともに、環太平洋パートナーシップに関する包括的および先進的な協定(CPTPP)とデジタル経済パートナーシップ協定(DEPA)への参加を積極的に推し進めるとした。また、包摂的かつ共有的でより強固な開放を推進し、多角的貿易体制の権威と有効性を堅持し、WTO改革に全面的に賛同し、世界貿易の水準を高めると強調した。
輸入博には計154カ国・地域・国際組織が参加し、国家展示ホールには72カ国・国際機関、企業展示ホールには、128カ国・地域から3,400社以上が出展し、完全に対面形式で開催した。36万7,000平方メートルの展示面積や、世界500強の企業の参加数などは過去最高となった。また、同博覧会期間中に約41万人のバイヤーの来訪が予定されている。
企業展示ホールは2020年から3年連続で設けられている食品・農産品、自動車、工業技術・設備、消費品、医療機器・ヘルスケア製品、貿易サービスの6つの展示エリアに加え、今回はイノベーションエリアが新設された。
日本からは、トヨタ自動車やパナソニック、花王など多数出展している。ジェトロは第1回から6年連続でジャパンパビリオンを設け、日本企業の中国向け販路開拓・拡大を支援している。今回は2つの展示エリア(食品・農水産品、消費財)でジャパンパピリオンを設置した。食品・農水産品エリアでは、約150種類の日本産酒類の試飲や100以上の日本産加工食品、菓子の試食を実施している。消費材エリアでは、キャンプ、スキー・スノーボードなどのウインタースポーツ用品、ペット用品を中心に展示している。(神野可奈子)
©ジェトロ撮影 左から右
*第6回「中国国際輸入博覧会(CIIE)」の会場
*ジャパンパビリオンの食品・農水産品エリア
*ジャパンパビリオンの消費財エリア
●「中国を世界の大市場に」 輸入博が開幕、投資呼び込み
(「中国是世界的大市場」 進博会開幕、招来海外投資) 共同通信社 2023/11/05
【上海共同】中国・上海で外国企業が製品や技術を展示する「中国国際輸入博覧会」が5日開幕した。開幕式で何立峰副首相が習近平国家主席のあいさつを代読し「経済の開放を進め、中国市場を世界の大市場にする」と強調。外国企業に投資や貿易拡大を呼びかけた。 中国では9月の輸入が7カ月連続で前年同月比減少。外国企業の撤退や事業縮小が続いて7~9月は外資の直接投資が1998年以降で初のマイナスとなっており、輸入博を機に投資誘致を活性化させたい考え。 輸入博は2018年に始まり、今年で6回目。商務省によると今回は128カ国・地域の3400社以上が出展した。
© KYODONEWS (共同)
*左:中国・上海で行われた「中国国際輸入博覧会」の開幕式。奥は演説する李強首相=5日
*右:
●第6回輸入博まであと100日 経済のポテンシャルを喚起
(第6届進博会開幕還有100天 喚起経済潜力) 人民網日本語版 2023/08/01
第6回中国国際輸入博覧会が開幕まであと90日余り、関係機関は各種の準備作業を安定的に進めており、新たに出展契約に調印する企業も次々に現れ、それと同時にこれまで出展してきた「古き友人」の企業も輸入博がもたらした長期的な優位性を実感している。
スリランカ体験センターは僧伽羅(上海)文化交流有限公司が建設・運営するもので、過去3回の輸入博に参加してきた。スリランカ-中国貿易促進協会の李徳龍会長は、「私たちの製品は今やすでに商品になり、私たちの出展企業は投資企業になり、投資企業は協力パートナーになった。輸入博というプラットフォームのサポートにより、私たちが扱うセイロンティーの買い付け量は毎年約60%増加している」と述べた。
輸入博プラットフォームで遂げた発展について、5回連続で出展した紐仕蘭新雲(上海)電子商務有限公司も深く感じるところがある。早くも2018年に初めて出展すると、フレッシュミルクの売り上げが急速に増加して、出展前の26倍になったという。
同じく連続出展の米医療機器メーカーのダナハー・コーポレーションは、これまでの輸入博でいずれも目覚ましい成果を上げてきた。業界内外の協力の牽引やブランド知名度の上昇といった直接的な影響だけでなく、輸入博は同社をはじめとする在中国企業に投資に対するより多くの信頼感を注入した。同社は、「今後も対中投資を拡大する」としており、中華圏政府事務部の韋春艶副総裁は、「中国のこうした企業は、研究開発と世代交代のペースが非常に速く、こうした企業と協力することで実際のところわが社の製品ラインの不足を補える」との見方を示した。(編集KS)
©中新網
●第6回輸入博 開幕100日前のカウントダウン始まる
(第6届進博会 開幕前100天開始倒計時) 人民網日本語版 2023/07/28
7月27日、第6回中国国際輸入博覧会の開幕100日前カウントダウンが始まった。今回の輸入博では、国家総合展のオフライン開催が復活し、主賓国が設定され、中国館は展示面積が2500平方メートルに拡大し、過去最大規模になる。企業商業展では、現時点で出展が決まっている展示面積が36万平方メートルを超え、目標を達成した。新華網が伝えた。(編集KS)
© 新華社 中国国家会展中心(上海) 左から右
*オフィスビルで撮影された第6回輸入博の開幕100日前カウントダウンプレート
(7月27日撮影・劉穎)
*輸入博文化展示センターを見学するメディア関係者(7月26日撮影・辛夢晨)
*開催された第6回虹橋国際経済フォーラム・テーマ議題発表解説会(7月27日撮影・劉穎)
*行われた第6回輸入博の食品・農産物展示エリアおよび医療機器・医薬保健展示エリアの
事前需給マッチング会で、質問をする参加者(7月26日撮影・辛夢晨)
*輸入博文化展示センターの取材に訪れたメディア関係者(7月26日撮影・辛夢晨)
●第6回輸入博、食品・農産品の需給マッチングイベント開催
(第6回進博会挙行食品・農産品供需対接活動) 新華社 2023/03/05
【新華社上海3月5日】中国上海市で11月に開催予定の第6回中国国際輸入博覧会の食品・農産品展示エリアに出展する乳製品、肉類、水産物の需給マッチングイベントがこのほど、同市で開かれた。
第6回輸入博の誘致活動は着実に進んでおり、各国企業から多数の出展申し込みが寄せられている。これまでに出展契約を結んだ企業は500社余り、展示面積は20万平方メートルを超えるという。
© 新華社
●第6回中国輸入博、企業の出展契約面積が20万平方メートル以上に
(第6届中国進博会、企業参展簽約面積達20万平米以上) 新華社 2023/02/05
【新華社上海2月5日】中国国際輸入博覧局はこのほど、11月5~10日に上海市で開かれる予定の第6回中国国際輸入博覧会(輸入博)について、現在、国家展や虹橋国際経済フォーラム、企業展など各部門の準備作業が着実に進んでいると明らかにした。既に500社以上が企業展への出展契約を締結しており、展示面積は20万平方メートルを超えている。(記者/周蕊)
© 新華社 2022年11月5日撮影、上海=新華社記者/金立旺
上海市で開かれた第5回中国国際輸入博覧会の会場
●第6回輸入博 企業300社以上が出展契約に調印
(第6届進博会 300家以上企業簽約参展) 人民網日本語版 2023/01/10
「第5回中国国際輸入博覧会発信影響力報告」の発表会並びに第6回中国国際輸入博覧会企業商業展出展契約調印式が9日、上海で行なわれた。同報告によると、この5年間に輸入博のメディアへの露出回数は100億回以上に上った。そのうち第5回輸入博に関する露出回数は56億回を超えた。現在、第6回輸入博に向けた各種の準備作業が全面的に進められており、出展契約に調印した企業は300社を上回り、契約済みの展示面積は12万平方メートルを超えたという。
(編集KS)
2022年度
●第5回輸入博でジェトロ、試食など対面イベント取り入れたPR実施
(第5届進博会上日本JETRO実施試飲食等面対面的PR)
Jetro ビジネス短信 2022/11/16
上海市で11月5~10日に開催された第5回「中国国際輸入博覧会」で、ジェトロは食品・農産品ホールにジャパンパビリオンを設置し、中小企業の販路開拓を支援した。ジャパンパビリオンには50の企業・団体が出品した。
今回は新型コロナウイルス対策のため、入場に際して全参加者に24時間以内のPCR検査と2回以上のワクチン接種が義務付けられた。また、14日以内に感染者が発生した地域からの来場者は入場禁止とするなど、厳格な対策が実施された。ジャパンパビリオン出品企業には、日本からの渡航が難しい状況下、対面での参加に加えてオンラインでの対応もできるよう、各ブースにタブレットを設置するなどの工夫がみられた。
ジャパンパビリオンでは、バイヤーが目的の商品を探しやすいよう、酒類、加工食品、飲料、菓子などの品目カテゴリーごとのブースを配置したほか、日本酒の試飲や菓子の試食エリアも設けた。また、デモンストレーションコーナーも設置し、上海市で活動するシェフによる長崎県産クロマグロの解体調理を実施するとともに、その様子のライブ配信を行った。解体したマグロの一部は、上海虹橋品匯・虹橋輸入商品交易展示中心(注)にジェトロが設置している日本商品常設展で、試食品として提供された。
ジャパンパビリオンの出品者からは、「普段は代理店に営業を任せていたが、日本から参加し、直接バイヤーと意見交換をすることで、現地の情報に触れることができた」「ブースのライブ配信を自社で行うことにより、効果的なPRの場になった」といった声が寄せられた。バイヤーからは「現在、日本へ渡航することが難しく、新しい日本産食品を探すことができないため、輸入博を活用して商談ができるのはありがたい」といった声が聞かれた。
(注)虹橋品匯・虹橋輸入商品交易展示中心は、上海輸入博の延長線として、常時展示機能を持つ展示センター。ジェトロは当該センターの1階に日本産食品、日常用品、スキンケアなどを展示・販売している。(王志燕)
© Jetro ビジネス短信 ジェトロ撮影 左から右
*輸入博でライブ配信の様子
*虹橋品匯・虹橋輸入商品交易展示中心での試食の様子
●「輸入博で中国の今を知る」齊藤晃・伊藤忠商事東アジア総代表
(「進博会上了解中国的今天」齊藤晃・伊藤忠商事東亜総代表)
新華社 2022/11/15
【新華社上海11月15日】日本の大手商社、伊藤忠商事の執行役員で東アジア総代表の齊藤晃氏がこのほど、新華社の取材に応じ、中国上海市で5~10日に開かれた第5回中国国際輸入博覧会(輸入博)について「中国の今を知るためには、出展は必須だと考えた」と語った。
第5回輸入博では127カ国・地域の企業2800社余りが企業商業展に参加。うち世界上位500社と業界大手企業は284社に上った。今年は中日国交正常化50周年ということもあり、世界上位500社に入る伊藤忠など日本の大手商社や企業が多数出展した。
齊藤氏によると、今年は伊藤忠にとっても中国本土進出50周年になる。中国の一部の業界、分野は既に世界の最先端に立っており、日本の商社も中国の発展を理解する必要が大いにあることから、日本の本社社員にも輸入博に来るよう勧めたという。
© 新華社 7日 上海=新華社記者/許暁青 左から右
*第5回輸入博に出展した伊藤忠商事のブース
*インタビューに答える齊藤晃氏
●第5回輸入博が閉幕 意向成約額前回比3.9%増の735億2千万ドル
(第5届進博会閉幕 意向成交額比前次増3.9%的735億2千万美元)
人民網日本語版 2022/11/11
第5回中国国際輸入博覧会(輸入博、CIIE)が10日に閉幕した。今回の輸入博は「成功した、素晴らしく、豊かな成果を上げる」という当初の目標を達成し、年間ベースで見ると、意向成約額は累計735億2千万ドル(約10兆4465億円)に達して、前回の輸入博に比べて3.9%増加した。新華社が伝えた。
今回の輸入博は中国共産党第20回全国代表大会が開催されてから初めて行なわれた重要な国際見本市だ。世界の計145の国・地域と国際機関が参加し、関連イベントとして虹橋国際経済フォーラムが24回行なわれ、127ヶ国・地域の企業2800社あまりが企業商業展に出展し、初めてお披露目された代表的な新製品、新技術、新サービスは計438件に上り、前回の水準を上回った。
今回は企業商業展に前回を上回る計284社の世界トップ500社と各業界のリーディングカンパニーが出展し、リピート率は90%に迫り、前回の水準を上回った。今回初めて構築されたデジタル輸入博プラットフォームには技術設備企業368社がオンライン出展し、計64回のライブ配信や中継を行い、視聴回数は延べ60万回に達した。年間ベースでの意向成約額は前回に比べて3.9%増の合計735億2千万ドルに達した。
同博覧会の重要な構成要素としての国家総合展は出展・展示スタイルを絶えず刷新して、世界の国々が幅広く参加した。今回のオンライン国家展には計69の国と国際機関が新たに開設されたデジタル展示ホールに登場し、没入型展示スタイルによって、科学技術イノベーション、文化芸術、投資環境などの分野の素晴らしい内容を全面的に紹介し、累計訪問者数は延べ5900万人を超え、前回を上回った。
現在、第6回中国国際輸入博覧会の企業展への誘致活動が全面的にスタートしており、出展を申し込んだ企業が調印した展示面積はすでに10万平方メートルを超えている。(編集KS)
●上海で第5回輸入博開幕、145カ国・地域・国際組織が出展
(上海第5届進博会開幕、145カ国・地区・国際組織参展)
Jetro ビジネス短信 2022/11/09
第5回「中国国際輸入博覧会(CIIE)」が11月5日、上海市の国家会展中心で開幕した(11月10日まで)。ジェトロは第1回から5年連続でジャパンパビリオンを設け、日本企業の中国向け販路開拓・拡大を支援している。
開幕前日の4日夜に行われた開幕式では、習近平国家主席が2020年から3年連続となるビデオメッセージで講演を行い、CIIEは中国の新たな発展の窓口となって高い水準の対外開放を促進し、世界各国が利用する「国際公共財」になるだろうと力説した。また、世界各国・地域が中国の制度型開放の機会を得られるために、中国は新たな「外商投資奨励産業目録」の実施(2022年11月4日記事参照)として、「サービス業の開放拡大に向けた総合モデルエリア」の建設を進めるほか、「自由貿易試験区」の高度化、海南自由貿易港の建設を加速させ、改革開放総合試験プラットフォームの役割を発揮していくことを強調した。
この輸入博には145カ国・地域・国際組織が参加した。うち、国家展示ホール(オンライン開催)に66カ国と3つの国際組織、企業展示ホールに127カ国・地域の企業がそれぞれ出展した。参加国・地域数はいずれも前回を上回った。地域的な包括的経済連携(RCEP)協定の加盟国が全て参加したほか、「一帯一路」の沿線国、上海協力機構の加盟国の出展も増えた。ニカラグア、ジブチ、イラク、アイスランドなどの8カ国が初めて国家展示ホールに参加した。
企業展示ホールは2020年と2021年開催と同様、食品・農産品、自動車、工業技術・設備、消費品、医療機器・ヘルスケア製品、貿易サービスの6つの展示エリアで構成した。中国の第14次5カ年規画を反映し、農産物の種苗エリアと人工知能(AI)エリアを新設したほか、低炭素および環境保護技術、イノベーション・インキュベーションの特設エリアも拡大した。
日本からは、トヨタ自動車やパナソニック、キヤノンなども多数出展している。ジェトロは3つの分野(食品・農水産品、消費財、医療機器・医薬保健)でジャパンパピリオンを設置した。また、フォーチュングローバル500の企業を中心とする業界トップ企業284社が参加した。(劉元森)
© Jetro ビジネス短信 ジェトロ撮影 左から右
*ジャパンパビリオンの様子
*日本酒の試飲に並ぶ参加者
●日立にとっての輸入博は「関係強化とビジネス機会創出のきっかけ」 第5回輸入博
(対于日立来説進博会是「強化関係和創出商機的契機」 第5届進博会)
人民網日本語版 2022/11/09
11月5日から10日にかけて上海で開催されている第5回中国国際輸入博覧会(輸入博)には、今年も数多くの日本企業が出展している。日立は、第1回から輸入博を「関係強化とビジネス機会創出のきっかけ」ととらえ、5年連続で参加しており、中国社会へのさらなる貢献に努めたいとしている。人民網ではこのほど株式会社日立製作所の依田隆中国総代表にインタビューを行った。
環境、レジリエンス、安全安心を柱とした展示
今回の輸入博において日立は、環境、レジリエンス、安全安心という3つの柱から各種製品やソリューションを展示している。依田中国総代表は「当社製品の顧客の省エネ環境対応などの現在のニーズに合わせ、データを分析し活用する当社の技術を用いて、課題解決のために、環境、レジリエンス、安全安心の価値を提供出来るチャンスがあると考えている」とした上で、「特に循環型経済(サーキュラー・エコノミー)が急速に拡大している今、環境の分野では大きく貢献出来るチャンスがある」とした。
そのうち「環境」分野での貢献としては、日立エナジー提供のEconiQ™環境配慮型変圧器がある。この変圧器はグローバルに共同開発した製品だが、中国市場と顧客のニーズに合わせて技術とデザインの再開発を実施し、広東省中山市にある工場で生産した同社にとって世界初のEconiQ™変圧器となっている。
また「安全安心」分野では、日立の最先端がん治療装置を展示。体を切ることなく、治療が可能で、患者への負担が少ないという特徴を備え、世界で患者6万人以上という高い実績と信頼性を有している。世界の有名な病院30ヶ所以上で採用されており、中国でも江蘇省徐州市や広東省仏山市に建設中の2ヶ所で採用されているという。
「関係強化とビジネス機会創出のきっかけ」としての輸入博
依田中国総代表は、「日立グループにとって中国は、すでに日立の総売上高で13%、約692億元(1元は約20.1円)以上の割合を占める最も重要な海外市場の一つ(2022年3月末時点)。現在、中国には136のグループ会社があり、従業員5万人以上で事業を行っている」と日立にとっての中国市場の重要性を指摘した上で、過去4回の輸入博出展で、「顧客との商談や大型契約の締結に加え、政府関係者や各企業のトップ層にも日立の幅広い事業を知っていただく良い機会になった」とその成果を評価。そして、「日立にとって輸入博は、中央政府や地方政府、顧客やパートナーなどとの直接のコミュニケーションを通じた関係強化、ビジネス機会の創出や協創加速のきっかけの場となっている」とした。
(文・玄番登史江)
© 人民網 写真提供・日立 左から右
*日立の第5回輸入博展示ブースの様子
*株式会社日立製作所の依田隆中国総代表
●中国で介護用品レンタル業を展開する株式会社ヤマシタ 第5回輸入博
(在中国展開介護用品出租業的株式会社YAMASHITA 第5届進博会)
人民網日本語版 2022/11/08
「健康中国」や「国民健康づくり計画」を国家戦略とする中国では、高齢者ケアに対する関心もますます高まっている。今年の第5回中国国際輸入博覧会(以下、輸入博)でも、日本貿易振興機構(JETRO)が展開するジャパン・パビリオンの医療機器・医薬保健分野で、介護用品の体験コーナーを設ける取り組みが行われている。今回はその体験エリアに出展する株式会社ヤマシタの中国現地法人・山下福至(上海)健康管理有限公司の横山輝総経理に輸入博出展と中国における事業展開などについて、インタビューを行った。
輸入博は「中国が世界市場に開放する積極的で重大な活動」
株式会社ヤマシタは、2020年1月に上海で日中合弁会社の「山下福至(上海)健康管理有限公司」を設立したが、事業の立ち上げとコロナの影響などから、輸入博への出展は今回が初めてとなる。今回の初出展について、横山総経理は、「輸入博は中国が世界市場に開放する積極的で重大な活動。中国の高齢化は急速に進んでおり、介護制度の確立や介護サービスの充実、介護人材の育成などが課題として挙げられている。また中国の高齢者人口は巨大な市場なので、介護技術の先進国ともいえる日本が、積極的に中国の介護市場へ参入し、ウィンウィンの関係を築いていければと思っている」とその意気込みを語った。
来場者が「目で見て、手で触って、体で体験する」空間づくり
今回、同社は日本の介護用品メーカー十数社の展示協力のもと、ジャパン・パビリオンに介護用品の総合展示ブースを設け、介護ベッドや車いす、排泄・入浴用品、生活用品、住宅改修など介護全般に関わる製品を実際に体験できるコーナーを設けている。横山総経理によると、来場者が「目で見て、手で触って、体で体験する」ことを通じて、日本の介護製品やサービスを中国の政府関係者やユーザーにアピールするのだという。
介護の認知度や重視度が年々向上している中国での事業展開
中国における介護への関心は年々向上しているとする横山総経理だが、中国の介護市場開拓を横山総経理が最初に担当した2008年当時、中国には「介護」という概念はほとんどなかったという。その後、2013年に「中国介護の元年」が到来し、2018年に「リハビリ器具の社区レンタルサービス試点による通達」が出されると、上海市はこの通達に積極的に取り組み、2019年から上海市戸籍の75歳以上の高齢者向けに、介護用品レンタル費用の50%を政府が負担する政策を打ち出した。
山下福至(上海)健康管理有限公司ではこのような背景と市場性を見据え、上海市を中心に介護用品のレンタル事業を展開。現在、そのレンタルの市場シェアは約8割以上を占めている。また、上海市で初の、そして唯一となる広さ500平方メートルの介護用品消毒センターを設立し、すべての消毒設備を日本から輸入して、レンタル製品のメンテナンスを行っているという。
そんな中国における事業展開について横山総経理は、「介護は制度があってのビジネス。中国においては現時点では段階的に導入されてはいるものの、医療保険の延長線上に位置付けられているため、制度が完備されるようになるには、時間と過程が必要だろう。しかし、レンタル補助金政策など近年の中国の介護政策の動きをみていると、介護制度作りへの試みではないかと感じる。これを受け、中国では介護の認知度や重視度が毎年上がっている」との見方を示している。
そして今後の展望について、「中国の介護市場の将来性を信じて、根気強く頑張っていきたい。最近、中国では認知症が大きな問題となっているので、日本企業でこの分野における中国進出に興味を抱いている企業があれば、是非、協力関係を結びたいと思っている」と語った。(文・玄番登史江)
© 人民網 写真提供・ジェトロ 左から右
*輸入博の介護用品体験コーナー
*輸入博のジャパン・パビリオンに設けられた介護用具体験コーナーで車椅子の使用方法をデモンストレーションする様子
*輸入博のジャパン・パビリオンに設けられた介護用具体験コーナーで介護ベッドの使用方法をデモンストレーションする様子
●輸入博、中国開放のメッセージを世界に力強く発信
(進博会向世界発出中国開放的強力信息) CRI online 2022/11/05
第5回中国国際輸入博覧会(以下、輸入博)が5日から10日にかけて上海市内で開催されます。輸入博は世界初の輸入をテーマとした国家レベルの展示会であり、2018年の第1回の開催以来、国際的な買い入れや投資促進、人文交流、開放協力という四大プラットフォームの役割りを果たしてきました。
習主席は今回輸入博の開幕式で、次のように表明しました。
――「中国は各国や各方面が中国の大市場によるチャンスを共有する」
――「中国は各国や各方面が制度化された開放のチャンスを共有する」
――「中国は各国と各方面が国際協力の深化のチャンスを共有する」
習主席は、これまでの毎回の輸入博開幕式での基調演説で、開放の拡大を強調して協力とウィンウィンを提唱し、手を携えて共に進むよう呼びかけてきました。5回の輸入博の基調演説では「開放」という言葉が100回以上も使われました。
「中国のハイレベルの開放拡大の決意は変わらず、世界と発展のチャンスを分かち合う決意は変わらず、経済のグローバル化をさらに開放・包容・普遍・均衡・ウィンウィンの方向に発展させる決意は変わらない」――これは2018年11月に、習主席が第1回輸入博で発した約束の言葉です。
「大河の勢いは誰にも止められない」――2019年の第2回輸入博では、一部の「逆グローバル化」の雑音に対して、習主席は大河に例えて、経済のグローバル化は歴史の流れと指摘しました。
「私たちは互いに疑うことなく信頼し、拳を振り回すのではなく手を携えねばならない」――2020年には新型コロナウイルス感染症が全世界で猛威を振るう中、第3回輸入博が予定通り開催されました。習主席は共通の利益を重視し、協力とウィンウィンを堅持するよう各国に呼びかけました。
「孤挙者難起、衆行者易向(一人では難しいが、皆で進めば容易になる)」――習主席は2021年の第4回輸入博の開幕式の式辞で、中国の昔からの言い回しを用いて団結の力を強調しました。
14億人以上の人口を抱える超大規模な内需市場、4億人を超える中間所得層、商品及びサービスの年間輸入額は2兆5000億ドル(約370兆円)。これらはすべて中国の吸引力と底力の源泉です。第1回から第4回までの輸入博では累計1500件以上の新製品や新技術、サービスが世界や中国大陸部に向けて初公開され、累計合意成約額が2723億ドル(約40兆2670億円)に達しました。輸入博は貿易の成長と世界経済の発展を促進する強い原動力として、人類運命共同体の構築を後押ししていきます。(提供/CRI)
●第5回中国国際輸入博覧会の開幕式が上海で開催
(第5届中国国際進口覧会開幕式在上海挙行) 新華社 2022/10/31
第5回中国国際輸入博覧会(CIIE2022、輸入博)の開幕式が11月4日夜、上海市の国家会展中心(上海)で行われた。(編集AK)
© 新華網 第5回中国国際輸入博覧会(CIIE2022、輸入博)の開幕式の様子
(撮影・方喆)
●テスラ、第5回輸入博で人型ロボットを中国初披露へ
(特斯拉将在第5届進博会上在中国首次亮相人形機器人) 新華社 2022/10/31
【新華社上海10月31日】米電気自動車(EV)大手テスラの中国法人、テスラ中国はこのほど、間もなく開催される第5回中国国際輸入博覧会(輸入博)で、人型ロボット「Tesla Bot」の「中国初披露」を行うと明らかにした。コンセプトからわずか半年で現実化された同ロボットは、モーションキャプチャーにより人間の動作を学習することができる。 同社によると、輸入博ではEVモデル「S3XY」の全ラインアップやテスラロボット、バッテリー・アーキテクチャー、ギガファクトリーなど最新の「テクノロジーパッケージ」を披露する予定だという。
輸入博では初めて「S3XY」各モデルが集合、世界最速EVセダンといわれる「Model S Plaid」や「Model X Plaid」も初披露される。
●第5回中国国際輸入博覧会の第一陣となる展示物が会場入り 上海市
(第5届中国国際進口博覧会第一批展品進入会場 上海市)
人民網日本語版 2022/10/25
アジア初公開となるシーメンス製フォトンカウンティングCTスキャナや中国初公開のGM製GMCハマー純電動SUVなど、第5回中国国際輸入博覧会(CIIE2022、輸入博)に出展される第一陣となる展示物を搭載した車両が24日、輸入博会場となる国家会展中心(上海)にゆっくりと乗り入れた。これにより輸入博は、本格的な展示物の設置段階に入った。新華網が報じた。
第一陣として搬入された展示物は計8点で、機器装置展示エリア・医療展示エリア・自動車展示エリアに設置される。
5回連続の輸入博出展となるGEヘルスケア中国の企業ブランド・PRの責任者である鍾路音・総経理は、「GEヘルスケアは今年、計10種類の『中国デビュー』品を展示する。このうち2種類の新製品は、米国から海を渡り上海に運ばれてきたばかりで、24日に第一陣として会場に搬入された。精密ハイエンド医療装置の設置と試運転には、ある程度の時間を要するため、これらは早めに会場に搬入された」としている。
国家会展中心(上海)オペレーションセンター統括事務部展示・物流業務部門シニアマネージャーの馮剣輝さんは、「輸入博の展示ブース設営は、今月31日までにほぼ完成する予定で、11月1日と2日には、展示物の設置作業が行われる」と紹介した。
このほか、第5回輸入博企業展技術機器装置展示エリアにフォーカスした「デジタルCIIE」プラットフォームも25日に公開され、300以上の出展企業がクラウド展示を行い、注目を集めている。(編集KM)
© 新華社 10月24日、国家会展中心(上海)に第一陣となる展示物を搭載したトラック
が到着(撮影・方喆)。
●第5回輸入博出展の輸入冷凍食品第一弾が総合倉庫に到着
(第5届進博会進口冷凍食品第一批到達総合倉庫) 人民網日本語版 2022/10/21
10月20日午前9時、第5回中国国際輸入博覧会に出展される輸入冷凍食品の第一弾が総合倉庫に搬入された。今後10日間に、世界の輸入博参加企業約100社が出展する冷凍食品3000箱は、総合倉庫内で「最小包装単位」での消毒とPCR検査が集中的に行なわれる。(編集KS)
© 新華社 10月20日、撮影・方喆 左から右
*出展される輸入冷凍食品の第一弾を積んだトラックが、総合倉庫の荷下ろし場所に
入るところ
*総合倉庫内で積み卸し後の消毒を終えた輸入食品の出展品を運ぶ作業員
●屋外の飾り付け作業が急ピッチで進む第5回輸入博会場 上海
(室外装飾作業加快進行第5届進博会会場 上海) 人民網日本語版 2022/10/17
第5回中国国際輸入博覧会(輸入博)が11月5日に開幕する。会場となる中国国家会展中心(上海)では、屋外の飾り付け作業が急ピッチで進められている。新華網が伝えた。(編集KM)
© 新華社 国家会展中心(上海) 10月15日撮影・方喆 左から右
*南広場で、生花の飾り付け作業を進めるスタッフ
*西ゲートの外に設置された、輸入博をテーマとする花飾り
*北ゲートの外に設置された、輸入博をテーマとする飾り
●第5回輸入博の会場で準備が進行中 誘致活動は終了
(第5届進博会会場準備進行中 招展活動結束) 人民網日本語版 2022/10/03
あと1ヶ月ほどで、第5回中国国際輸入博覧会が上海市で予定通り開催される。会場の国家エキシビションセンター(上海)では準備作業が整然と進められていた。
現在、第5回輸入博企業商業展の誘致活動はすでに終了し、出展する世界トップ500社と産業のリーディングカンパニーは280社を超え、リピート率は90%に迫る。(編集KS)
●第5回輸入博の出展品第一弾が中国へ 過去最高の総額114億円
(第5届進博会展品第一批到達中国 過去最高総額114億日元)
人民網日本語版 2022/09/21
第5回中国国際輸入博覧会の海外からの出展品第一弾が20日、上海市に到着して通関手続きを済ませた。宝石をあしらった芸術品25点で、香港特別行政区から航空機で上海浦東国際空港に輸送され、上海税関の検査に合格してスムーズに通関した。申告価格は5億6千万元(約114億2635万円)に上り、輸入博の出展品のうち1回の通関で申告された価格としては過去最高となった。中国新聞社が伝えた。 第5回輸入博は今年11月5日から10日まで、上海で予定通り開催される見込みで、現在は各種の準備作業が順調に進められている。出展品の中国への到着・通関は10月にピークを迎えるとみられ、世界各地からの出展品が海上輸送、航空輸送、国際定期貨物列車「中欧班列」などさまざまな手段で中国に運ばれることになる。(編集KS)
●第5回輸入博の出展契約済み面積、計画面積の85%超す
(第5届進博会参展已簽約面積超過計画面積的85%) 新華社 2022/7/28
【新華社上海7月28日】中国上海市で27日、第5回中国国際輸入博覧会開幕100日前の記者説明会が行われ、出展契約済みの面積が計画面積の85%に達したことが明らかになった。これまでに出展契約を結んだ世界上位500社と各業界のトップ企業は270社余りとなった。
中国国際輸入博覧局の孫成海(そん・せいかい)副局長によると、今回は世界上位500社と各業界のトップ企業のリピート率が9割近くに上っており、英豪系資源大手のリオ・ティントやBHPビリトン、米バイオ製薬大手ギリアド・サイエンシズなどが初出展する。
孫氏は、第5回輸入博では新型コロナウイルスと世界経済の不確実性が出展中小企業にもたらす影響を緩和するため、税収優遇や通関の利便性、市場参入などの支援政策の持続化を積極的に推進するほか、出展費用支援などの特別措置を実施し、後発開発途上国企業向けの無料ブースの設置数を増やす方針を示した。
国家展では輸入博の公式サイトを利用したオンライン出展を募っており、これまでにイタリアやブラジル、タイなど50カ国近くが出展を決めている。
今年の輸入博は、上海市の国家会展中心(国家エキシビション・コンベンションセンター)で11月5~10日の開催を予定している。(記者/周蕊)
© 新華社第5回輸入博の準備説明会・調印式の会場。(6月21日撮影、上海=新華社配信)
●第1-4回輸入博の取引額2700億ドル超 第5回は出展企業さらに増加
(第1-4届進博会交易額超2700億美元 第5届参展企業進一歩増加)
人民網日本語版 2022/7/28
中国国際輸入博覧会はこれまでに開催された4回はいずれも成功を収め、取引額は累計2722億7千万ドル(約36兆8953億円)に達した。第5回輸入博は今年11月5日-10日に上海市で開催され、さらに新しい仲間を迎える予定だ。中国新聞網が伝えた。
中国国際輸入博覧局の孫成海副局長がブリーフィングで明らかにしたところによると、リオ・ティント、BHPグループ、ティッセンクルップ、ギリアド・サイエンシズなど世界トップ500社の企業が初めて出展するほか、ノルウェーやベルギーなど複数の国の複数の機関が初めて輸入博協力ネットワークの仲間に入り、自国の中小企業を組織して集中的な展示を行う予定だ。地域的な包括的経済連携(RCEP)の加盟国もすべて自国企業の出展を計画している。
第5回輸入博の企業展も前回に続いて6つの展示エリアが設置され、食品・農産物、自動車、技術設備、消費財、医療機器・医薬保健、サービス貿易の6エリアとなる。これまでに出展契約が結ばれた展示面積は計画面積の約85%を占めた。出展契約を結んだ企業のうち、世界トップ500社と業界のリーディングカンパニーが270社を超え、「リピート率」は90%に近いという。(編集KS)
●第5回輸入博の契約調印式が開催 準備は安定的に進行中
(第5届進博会簽約式挙行 準備工作穏歩進行) 人民網日本語版 2022/6/22
第5回中国国際輸入博覧会の準備報告会並びに契約調印式が21日に行なわれた。出展企業、展示会主催機関、虹橋国際経済フォーラムの会員、人的・文化的交流イベントの参加者など、企業と機関が集団で調印を行なった。
商務部(省)の盛秋平副部長はオンライン形式で参加し、あいさつをした。盛氏は、「第1回開催から、輸入博は常に開放の旗を高く掲げ、国際調達、投資促進、人的・文化的交流、開放協力の4大プラットフォームの役割を深化させ、中国と世界との市場の接続、産業の融合、イノベーションの相互促進、ルールの連携を推進してきた。輸入博の発展のプロセスは、新時代の中国が開放を絶えず拡大していることの生き生きとした縮図であり、また各国企業が中国の発展チャンスを共有し、互恵・ウィンウィンを実現する重要な証拠でもある」と述べた。
第5回輸入博は今年11月5日から10日まで開催される予定で、各種の準備作業が安定的に進められている。企業展の契約展示面積は計画面積の76%を超え、契約済みのトップ500社と各産業のリーディングカンパニーは260社に達した。今回は新たに農作物種子業と人工知能(AI)などの専用エリアが設けられ、イノベーション・インキュベーション専用エリアは引き続き規模を拡大する。虹橋フォーラムは前回に続いて「世界開放報告2022」と「世界開放指数」を発表する予定だ。(編集KS)
●開幕まで150日 第5回輸入博の準備は安定的に進行中
(至開幕還有150天 第5届進博会的準備工作穏歩進行)人民網日本語版 2022/6/09
6月8日、第5回中国国際輸入博覧会は開幕まであと150日の節目を迎えた。中国国際輸入博覧局によると、輸入博は11月5日から10日まで、予定通り開催されるという。
同局の説明によれば、世界中の企業から積極的な出展の申し込みがあり、契約が着々と進められており、契約済みの展示面積が計画された展示面積全体に占める割合は75%を超えた。注目されるのは、世界のトップ500社と各業界のリーディングカンパニーが輸入博に寄せる期待は減じることなく、出展契約を結んだ企業が250社を超えたことだ。 第5回輸入博は企業商業展以外にも、国家総合展の準備作業も順調に進められ、すでに多くの国の出展が確定している。 輸入博の「古くからの友人たち」は引き続き中国市場を深く開拓しながら、11月に再び輸入博の舞台に登場することに期待を寄せる。 ドイツ小売グループのメトロAGの蔡天楽中国エリア総裁は、「メトロにとって、中国は引き続き世界の中で非常に魅力に富んだ市場の1つだ。年内にも引き続き北京、上海、武漢などで新店舗をオープンし、会員制店舗をめぐる競争に力を入れ、第5回輸入博に参加する」と述べた。 今月3日、日本のファストファッション大手のユニクロは新たに12店舗をオープンし、中国大陸部の店舗は880店舗を超えた。ユニクロの説明によれば、上海地域で配送とオフラインの直営店の営業が徐々に再開している。ユニクロは中国市場を高く評価しており、今年も第5回輸入博で目を見張るデザインを打ち出すだけでなく、中国での新店舗開設も続けるという。ニュージーランド乳業メーカーのフォンテラの韓励中華圏副総裁は、「今年は7つの新製品をひっさげて5回目の輸入博に出展する。輸入博のプラットフォームを通じて、顧客と結んだ契約の数・金額は年々増加している。過去4年間、輸入博の力を借りて当社の中国業務は大きく発展した」と述べた。(編集KS)
●中国の大市場が世界の大きなチャンスとなる中国国際輸入博覧会
(中国大市場 世界大商機 中国国際進口博覧会) 人民網日本語版 2022/05/16
世界の種苗業界の多国籍企業がオンラインで契約する企画が行われたり、地域的な包括的経済連携協定(RCEP)下における中国の乳製品業界のチャンスと課題をテーマにしたオンラインフォーラムが開催されたり、インドネシアでオンラインで出展者が募集されたりと、今年秋に開催予定の第5回中国国際輸入博覧会(以下、輸入博)の注目度は依然として高く、多くの企業がすでに積極的に出展を計画しており、計画されている展示スペースの70%がすでに契約済みとなっている。今年の出展者募集は例年を上回る速さで進んでいる。人民日報が伝えた。
中国国際輸入博覧会は、世界初の輸入をテーマにした国家級展示会で、今年で5年目を迎え、中国のチャンスを世界と共有する重要なプラットフォームになっている。同輸入博の展示規模は拡大を続け、企業・ビジネスにおける展示面積は第1回の27万平方メートルから第4回には36万6000メートルにまで拡大した。また、その波及効果も高まるばかりで、統計によると、第1回から第3回の輸入博は、外資新設や増資プロジェクト622件をもたらし、投資額は約305億ドル(1ドルは約128.7円)に達した。
中国は巨大な市場を有し、同輸入博のような窓口を通して、積極的に対外開放を進め、世界経済に大きな影響を及ぼしている。特に、「一帯一路」(the Belt and Road)参加国や中・東欧諸国、一部の開発途上国には、同輸入博が未曾有の商機をもたらしている。ペルーのある村に住むアルパカの工芸品の3代目職人であるママニさんは、以前は街中の露店で商品を売っており、1日の儲けはわずか十数ドルだったという。しかし、同輸入博に出展してからというもの、当初は年間1万ドル規模の注文が中国から入るようになり、今では1ヶ月当たり5万ドルにまで増えたという。ペルーではこうした職人が200人以上おり、安定した収入を得るようになっている。
中国国際輸入博覧会は、グローバルでの買い付け、投資促進、人的・文化的交流、開放・協力といった面で際立った役割を果たし、出展者にとって魅力は高まるばかりとなっている。第5回輸入博はすでに第2陣の出展者リストを発表しており、うち182社と8ヶ国(地域)の出展団体が、今年1月末までに契約を済ませている。また、半分近くは5年連続の出展となっており、まさに「常連客」と言える。第4回輸入博に出展したフォーチュン・グローバル500に名を連ねる企業やリーディングカンパニーは280社以上で、うち120社は4年連続の出展だった。
中国国際輸入博覧会は現在、会期中に、世界中の物を売り買いし、世界中に益を及ぼし、契約が結ばれるだけでなく、「中国国際輸入博覧会IN地方」といったイベントを通して、プラットフォームを構築し、出展事業者が実地調査をしたり、的を絞ったマッチングをしたりできるようにし、展示品を商品に変え、展示者が投資家になるようにも取り組んでいる。強大なプラットフォームや円滑なメカニズムにより、同輸入博は、世界の多くの新商品、先端技術、革新的なサービスが初めて発表される場所となっている。
「開放」は今の中国のはっきりした特徴となっている。中国と世界市場が繋がり、産業が互いに融合し合い、イノベーションが促進され、同じルールが採用されている重要なプラットフォームである中国国際輸入博覧会は現在、「ハイレベルで開催し、成果を上げ、毎年その水準を向上させる」という約束を果たしつつあり、中国の大市場を世界の大きなチャンスにしているだけでなく、中国がハイレベルの開放を拡大するという固い決意を見せるようにもなっている。世界の情勢がどのように変わろうとも、中国の対外開放という大きな扉は大きく開かれる一方で、放出されるボーナスも多くなるばかりで、世界各国が長期にわたってそこから益を得ることができるだろう。(編集KN)
*JCCB:出展する日本会社も多い
●第5回中国輸入博、業務来場者向け登録受付開始
(第5届中国進博会、開始接受業務入場人員登記) 新華社 2022/05/07
【新華社上海5月7日】中国上海市で11月開催予定の第5回中国国際輸入博覧会(輸入博)のバイヤーなどを対象とした業務来場者の登録申し込み受付が5日、始まった。希望者は輸入博の公式サイト、アプリ、微信(ウィーチャット)ミニプログラムから登録できる。
第5回輸入博は11月5~10日に上海国家会展中心(国家エキシビション・コンベンションセンター)で開催。企業商業展や虹橋国際経済フォーラム、国家総合展、専門関連イベント、人的・文化交流活動などが行われる。企業商業展では食品・農産物、自動車、技術設備、消費財、医療機器・医薬保健、サービス貿易の六つの展示エリアが設置される。(記者/周蕊)
●輸入博覧局「第5回輸入博は予定通り11月にオフライン開催」
(進博会博覧局「第5届進博会線上按予定11月進行) 人民網日本語版 2022/04/14
第5回中国国際輸入博覧会(輸入博)のエネルギー低炭素及び環境保護技術専門エリアのPRイベントが、12日午後にオンラインで行われた。中国国際輸入博覧局の劉福学副局長は、「上海市の新型コロナウイルス感染症対策は最も重要な時期にさしかかっているが、輸入博のさまざまな準備作業は安定的に進められており、企業からは積極的な出展申し込みがあり、契約に調印された展示面積は計画面積の70%を超えた。今年11月にはオフラインで各方面にたくさんのチャンスをもたらす国際経済貿易の一大イベントが開催されることになる」と述べた。
第5回エネルギー低炭素及び環境保護技術専門エリアは「低炭素発展、グリーン回復」がテーマで、新材料、新エネルギー、建築の省エネ、水処理、総合的環境ガバナンスなどの分野でのイノベーションの展示内容に重点が置かれる。現在、同専用エリアへの出展を契約した企業は40社を超え、展示面積は1万4千平方メートルに達し、エリアの規模は第4回の水準を超える見込みだ。
ベーカー・ヒューズやアルファ・ラバルなどの出展企業の代表、中国船舶集団海装風電股份有限公司などのバイヤーの代表がイベントに参加し、発言した。エネルギー・低炭素及び環境保護分野の企業60数社と関連の業界機関20以上からの代表100人近くが参加した。(編集KS)
●輸入博会場も仮設病院に、展示会延期で日本企業の販路拡大にも影響
(進博会場也成為臨時医院、展会延期影響日本企業銷路拡大)
Jetro ビジネス短信 2022/04/11
中国・上海市では新型コロナウイルス感染拡大とそれに伴う封鎖管理が継続しており、日系企業の事業活動にも大きな影響が出ている(2022年4月7日記事参照)。感染拡大を受け、上海市内の濃厚接触者は、上海周辺の江蘇省、浙江省が提供する隔離施設に移されている。上海市も、市内での軽症者や無症状感染者を収容する施設の確保を急いでおり、市内の主要展示会場である上海新国際博覧中心、上海市万博博覧中心、国家会展中心などが、隔離施設となっている。このうち、国家会展中心は2018年以降毎年、中国国際輸入博覧会(輸入博)が開催されてきた巨大展示コンベンション会場だが(2021年11月10日記事参照)、全8ホールのうち4つのホールを、4万床を有する上海最大の仮設病院として改装した。
これら展示会場では、毎週のようにオフラインの展示会が開催されていたが、4月に開催予定だった全ての展示会は延期となっている。仮設病院に改装された施設は、感染拡大が収まったあと、直ちに展示会を開催することは難しいとみられる。5月に上海新国際展覧中心で開催予定の第27回中国美容博覧会、食品見本市のSIAL CHINA 2022には、いずれもジェトロがジャパンパビリオンを取りまとめて出展予定だったが、SIAL CHINAは既に延期が決定し、美容博覧会も延期の可能性がある。
感染が長引けば、美容、化粧品、食品など、中国市場開拓に向け関心の高い分野におけるその他の展示会が延期になる可能性がある。封鎖管理による操業停止など直接的な影響に加え、展示会を活用した日本企業の中国市場開拓に向けた取り組みにも影響が及ぶことが懸念される。(尹世花)
●第5回輸入博の誘致活動が展開 各国企業が続々申し込み
(第5届進博会招展活動展開 各国企業相継報名) 人民網日本語版 2022/02/23
第5回中国国際輸入博覧会(輸入博)の食品エリア乳製品専門エリア需給マッチング会が22日に上海で行われた。中国国際輸入博覧局の劉福学副局長は、「現在、第5回輸入博の企業誘致活動が全面的に行われており、各国企業から出展の申し込みが続々と寄せられている」と述べた。中国新聞社が伝えた。
マッチング会には、フォンテラ、ザ・ランド、雅仕利、大洋洲乳業、ポーランド投資・貿易庁など25の乳製品関連の出展企業、出展準備機関、および京東、光明、聯華、易初蓮花、東方航空の飲食部門など100に近い流通企業、メーカー、プラットフォーム、越境ECなどのバイヤーが参加して商談とマッチングを行った。(編集KS)
*JCCB:出展検討する日本会社へ JCCBは申し込みから出展までお手伝い
2021年度
●第4回輸入博が閉幕、成約額は前年比微減、引続き多くの米国企業が出展
(第4届進博会閉幕、成交額比去年微減、美国継続有許多企業参展)
Jetro ビジネス短信 2021/11/16
上海市で11月10日、第4回「中国国際輸入博覧会」(CIIE)が閉幕した(2021年11月10日記事参照)。主催機関の中国国際輸入博覧局によると、輸入博の成約額は前回より2.6%減の707億2,000万ドル、累計入場者数(11月10日正午時点)は21.6%減の48万人(前年は61万2,000人)となった。
今回の輸入博には127カ国・地域から2,900社以上の企業などが出展し、422の新たな製品、技術とサービスが紹介された。世界500強企業や各業界のトップ企業281社が出展し、このうち、初回から4年連続で出展した企業は120社に上った。
6つある展示エリアのうち、食品・農産品エリアは出展者数が最も多く、102カ国・地域から1,200社以上の参加があった(2021年11月10日記事参照)。消費品エリアは展示面積が9万平方メートル超と、最も展示面積の大きいエリアとなった。
米中対立は続いているものの、米国企業・団体は積極的に輸入博に出展した。主催者によると、米国企業の出展社数は第1回180社、第2回192社、第3回198社で、今回も200社前後と過去最高水準となっている。国・地域別の参加企業数としては常にトップクラスに位置している(「新華網」11月5日)。
著名な米国企業としては、前年に続きナショナル・プロバスケットボール・アソシエーション(NBA、本社:ニューヨーク州)、ナイキ(本社:オレゴン州)が消費品エリア、キャタピラー(本社:イリノイ州州)、デュポン(本社:デラウェア州)、ジョンソンコントロールズ(本社:ウィスコンシン州)、デル(本社:テキサス州)、マイクロソフト(本社:ワシントン州)、クアルコム(本社:カリフォルニア州)、テキサスインスツルメンツ(本社:テキサス州)が工業技術・設備エリアに出展した。
次回の第5回輸入博も今回と同様、上海市国家会展中心で2022年11月5日から10日まで開催される予定。既に9月28日から出展申し込みを開始しており、主催者によると、11月10日時点で既に前年同期を上回る15万平方メートルを超える申し込みを受けている(第5回輸入博申し込みサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。(侯恩東)
*JCCB:中国国際輸入博(市場)が注目され、米中貿易摩擦あっても、多数企業が出展
●AGCグループ、中国事業の先行きに自信 輸入博に4年連続出展
(AGC集団、対中国事業前景充満自信 4年連続参展進博会) 新華社 2021/11/15
【新華社上海11月14日】新型コロナウイルスの感染拡大が世界的なサプライチェーン(供給網)の混乱を招く中、日本のガラス・素材大手のAGCグループは中国で2件の新規プロジェクトを順調に進め、第4回中国国際輸入博覧会で関連製品を披露した。
AGCグループ中国総代表の上田敏裕氏によると、プロジェクトの投資額は合わせて58億元(1元=約18円)。「新型コロナという困難を乗り越え、生産ラインの建設を予定通り進めることができた。中国の新型コロナに対する効率的な予防・抑制措置とビジネス環境に対する継続的な改善を反映しており、中国事業の今後の見通しに対する自信が深まった」との考えを示した。
広東省深圳市での「第11世代TFT液晶用ガラス基板」生産ライン建設に49億元、江蘇省蘇州市での「車載ディスプレー用カバーガラス」生産ライン建設に9億元を投じた。関連技術、生産規模ともに世界レベルとなる。
上田氏は「AGCグループは世界30以上の国や地域で投資プロジェクトを展開しているが、この2年の新型コロナ禍で、新規プロジェクトが予定通りに進んだのは中国だけだった」と述べた。中国での仕事は5年近くになるという上田氏は、昨年の新型コロナの流行で2件の新規プロジェクトが苦境に陥ったものの、感染の予防・抑制と操業・生産の再開という中国の「両立政策」に支えられたと振り返った。
入国時隔離などの規定をしっかり守るという前提の下、高度技術者約350人が日本や欧州からの入国を許され、新規プロジェクトのための設備の設置や調整が確保できたほか、大量の原材料の省をまたいだ輸送も円滑に進んだ。
輸入博への出展は今回で4年連続。今年は集積回路(IC)や第5世代移動通信システム(5G)、スマート交通、先進医療などに関連する新素材を40点以上出展した。二酸化炭素(CO2)排出量のピークアウトとカーボンニュートラルを後押しするための展示にも力を入れ、クリーンエネルギーや燃料電池、スマート建築などの製品や技術を紹介した。
上田氏は輸入博が果たす役割について、海外の出展企業にとって中国事業の拡大や開拓につながるだけでなく、中国の提携パートナーないしは出展企業間の新たなビジネスチャンスを掘り起こすことにもなると指摘。「AGCグループは第5回輸入博への出展も既に決めている」と語った。(記者/呉宇)
*JCCB:AGCグループ 輸入博出展 中国事業の先行きに自信
© 新華社 7日、第4回輸入博に出展したAGCグループのブースを見学する来場者。(上海=新華社記者/呉宇)
●第4回輸入博、文化財が「展示品から商品へ」
(第4届進博会、文化財産「展品到商品」) 新華社 2021/11/12
【新華社上海11月12日】中国上海税関は10日、海外から一時的に輸入され、第4回中国国際輸入博覧会(5~10日開催)で展示された文化財の売買合意が同日成立したと発表した。今回の輸入博で展示品から商品になった最初の文化財だという。
売買合意が成立した展示品は白玉蓋瓶で、米国の個人コレクション。鑑定により海外流出した清代の文化財だと分かった。買い手も売り手も具体的な金額は明らかにしていない。
同品を出展した企業の関係者は、輸入博が海外に散逸した文化財を中国へ還流させる魅力的なプラットフォームを提供したと述べ、関連政策の実施は、文化財・美術品関連機関の輸入博出展の意欲を高めたとの認識を示した。
中国財政部と税関総署、国家税務総局は2020年10月、輸入博の開催を支援するため、美術品出展者が1業者につき5点まで税制優遇措置を受けられる規定を共同で発表した。
今年7月には、税関総署が第4回輸入博の便宜措置を策定。国の文化財部門が認定した展示品について、一時輸入や保税展示を許可するほか、国内販売が許される文化財についても、輸入博の税制優遇措置の条件を満たしていれば非課税で輸入できると規定した。
統計によると、今回の輸入博で初めて設けられた文化財・美術品セクションには、サザビーズやクリスティーズを含む海外20社が保税搬出エリア展示の形式で出展。関連する美術品・文化財は178点で、申告総額は23億元(1元=約18円)を超えた。(記者/呉宇、邱偉科)
*JCCB:輸入博を通じて、文化財が「展示品から商品へ」
●輸入博で中国進出への弾みをつけた日本企業--TANOTECH株式会社
(通過進博会増強進入中国信心的日本企業--TANOTECH株式会社)
人民網日本語版 2021/11/11
液晶モニターの前に立ち、ボールを蹴る動作をすると、センサーが体の動きに反応し、画面上のサッカーゴールにボールが蹴り入れられ、そのゴールした位置によってそれぞれポイントが加算されていく。シンプルながら、誰でもすぐに楽しめるゲームを体験できるTANOTECH株式会社の展示ブースには、体験しようとする来場者が引きも切らなかった。中国国際輸入博覧会(以下、輸入博)を通じて、TANOTECHは中国での知名度をアップさせ、日本以上のスピードで高齢化が進む中国に大いなる可能性を見出している。人民網が伝えた。
福祉向け支援ツールの会社として設立
TANOTECH株式会社は、電車や飛行機・バスの3D訓練シミュレーターを開発する会社を立ち上げていた三田村勉代表取締役が自社ブランドの商品として、交通安全と福祉のシステムを作り始め、2018年にその福祉向け支援ツール「TANO」だけに絞った会社として設立した。「TANO」は当初、福祉施設向けの楽しみのために作成された非装着・非接触型自立支援ツールだったが、専門家や利用者のニーズに応えていくうちに、リハビリテーションや測定等、そのコンテンツは100種類以上になっていったという。
海外に向けては、2014年から毎年、アジア最大の福祉機器展である国際福祉機器展に出展していただけでなく、多言語に対応する仕組みも作っていたこともあり、2017年に現在、中国における代理店を取りまとめている張克霞氏から中国展開に関する打診を受けた際も、スムーズに展開することができたという。ただ中国進出をスタートをさせた2018年の年間販売台数はわずか数台だったという。
第2回輸入博から連続出展
2018年に開かれた第1回輸入博は、TANOTECH株式会社の会社設立前に出展締め切りとなっていたため、出展が適わなかったものの、翌年の第2回輸入博にはJETROのジャパンパビリオンで出展を果たした。わずか3日間で5000人以上が体験し、システムを起動するとすぐに行列ができるという盛況ぶりで、会場でその様子を目の当たりにした三田村代表取締役は、「非常に手応えを感じた」と話す。また張氏も、この出展で知名度が一気にアップしたとし、来場したバイヤーを通じて、十数台が売れ、年間販売量も倍増したとしている。
このほかにも、北京大学や清華大学から共同開発のアプローチがあったという。三田村代表取締役は、「日本でも多くの大学がTANOについて研究活用しているため、国際連携ができると良いと願っている」と期待している。
そして輸入博への連続出展を通じて、現在は内蒙古(内モンゴル)自治区にある中ロ国境の街・満州里から、広東省や福建省といった南方エリアまで中国国内の15の省・自治区をカバーするまでとなっており、それら地域の高齢者施設や病院、リハビリセンター、児童福祉施設などで主に利用されている。
中国のニーズも取り入れ、さらなる発展目指す
中国市場とアフターコロナにおける今後の計画について三田村代表取締役は、「TANOは毎年進化しており、日本だけでなく、中国からのニーズも取り入れている。アフターコロナではオンライン会議や指導がスムーズになり、より情報化社会が加速すると予測される。また、メタバースの流行からも人体のセンシングや仮想空間内での運動ニーズも高まっていくだろう。コンピューターの普及からプログラミング教育も伸びると思われるが、課題は運動不足に伴う認知症の増加。日本と中国は特に増えている傾向にあるので、協力して施設内での運動や楽しみを増やし、認知症予防対策を行っていくべきだと考える。そしてそこに欠かせないツールとしてTANOを展開していきたい」とした。
中国でも高齢化が進む中で、「楽しい老後生活」がますます重視されるようになってきている。そのため今後もますますこうした質の高い老後生活をサポートするサービスや製品に対するニーズは高まっていくことだろう。今年の第4回輸入博でTANOTECH株式会社は開幕日に河南省の駐馬店市の民政局と合意に達し、月末にも契約締結を予定しているという(文・玄番登史江)。
*JCCB:輸入博で中国進出へ弾みをつけた日本企業 中国へ進出しようとする日本企業へ
©人民網日本語版
*左:非装着・非接触型自立支援ツール「TANO」を体験する来場者(撮影・張麗婭)
*右:第2回輸入博に参加した当時のTANOTECH株式会社の三田村勉代表取締役
(撮影・玄番登史江)
●第4回輸入博、ライブコマースで販促
(第4届進博会、通過直播促銷) 新華社 2021/11/11
【新華社上海11月11日】中国上海市で開かれた第4回中国国際輸入博覧会(輸入博)では、多くの出展企業がブースでライブコマースを行った。輸入博の展示品をリアルタイムでECサイトに出品し、輸入博というプラットフォームと機会を利用して話題の商品に仕立てた。オフラインとオンラインの連携を促し、消費者が人気の商品を簡単に素早く購入できるようにした。
*JCCB:輸入博でライブコマースで販促
© 新華社 上海=新華社記者/劉穎 左から右
*9日、輸入博の消費財展示エリアで、コーヒーメーカーをライブ配信で紹介するスタッフ
*6日、輸入博の展示ブースで、ネットでヒットした新商品「口紅プリンター」を見学する来場者
*9日、輸入博の消費財展示エリアにあるライブ配信ブースで、商品を紹介する出展業者
*9日、輸入博の消費財展示エリアで展示ブースに置かれた2次元バーコードの表示。
読み取れば展示品をオンラインで購入できる
●第4回輸入博、成約意向額707億2千万ドル
(第4届進博会、成交意向金額707億2千万美元) 新華社 2021/11/10
【新華社上海11月10日】中国上海市で5日から開かれていた第4回中国国際輸入博覧会が10日、閉幕した。中国国際輸入博覧局の孫成海(そん・せいかい)副局長は最終日の記者説明会で、今回の輸入博が多くの成果を上げ、注目点も多かったと紹介。成約意向額は年間規模で707億2千万ドル(1ドル=約113円)に上ったと明らかにした。
*JCCB:輸入博終了 成約意向額
© 新華社 5日、第4回中国輸入博を見学する人々。(上海=新華社記者/李響)
●輸入博最終日、会場彩る多様な展示品 中国上海市
(進博会最後一天、会場多彩多様的展品 中国上海市) 新華社 2021/11/10
【新華社上海11月10日】中国上海市の国家会展中心(国家エキシビション・コンベンションセンター)で開かれている第4回中国国際輸入博覧会(輸入博)が10日、最終日を迎えた。会場では、デザインや色使いにこだわったブースや多種多様な展示品が彩りを添えている。
*JCCB:輸入博 出展品多彩
© 新華社 中国上海市輸入博 (上海=新華社記者)
*9日、自動車展示エリアに設けられているフォードのブース。(張帆)
*8日、自動車展示エリアを見学する来場者。(張帆)
*6日、消費財展示エリアで撮影したドレス。(張帆)
*8日、資生堂の展示ブースの前で足を止める来場者。(張帆)
*8日、消費財展示エリアに設けられている資生堂のブース。(張帆)
*4日、消費財展示エリアで撮影した化粧品。(張帆)
*4日、消費財展示エリアに陳列された展示品。(張帆)
*8日、食品・農産品展示エリアで撮影した果物。(張帆)
*8日、現代自動車の展示ブースで撮影したスポーツタイプ多目的車(SUV)「パリセード」。(張帆)
*8日、食品・農産品展示エリアで撮影した精肉。(張帆)
*8日、消費財展示エリアで撮影した調理器具。(張帆)
*8日、消費財展示エリアに陳列された展示品。(張帆)
*8日、消費財展示エリアに陳列された展示品。(張帆)
*4日、消費財展示エリアに陳列された展示品。(張帆)
*5日、サービス貿易展示エリアで撮影した文化クリエーティブ商品。(張帆)
*8日、総合イメージ展示エリアに設けられた江西省のブースの一角。(張帆)
*7日、国家級歩行者天国展示エリアに設けられた北京市のブースの一角。(張帆)
●価格5100万円の高級スマホに来場者の目が釘付け 輸入博
(中国) 人民網日本語版 2021/11/10
第4回中国国際輸入博覧会(輸入博)が国家エキシビションセンター(上海)で開催されている。消費財展示エリアに出展した高級携帯電話ブランドのヴァーチュ(本部・英国)のブースでは、販売価格が289万元(約5104万円)に上る4GシグネチャーVスマートフォンが展示されている。宝石をちりばめた蛇2匹をあしらった高級スマホに、来場者の目が釘付けになっていた。中国新聞社が伝えた。(編集KS)
*JCCB:高級スマホが輸入博に登場
© 人民網日本語版
●輸入博に集結!仕事や暮らしに関わるテクノロジー
(結集進博会!工作和生活相関技術) 人民網日本語版 2021/11/10
第4回中国国際輸入博覧会(以下、輸入博)が11月5日から10日まで上海市で開催されており、空飛ぶ自動車、3秒で湯冷ましが飲める給湯器、スマート人工関節手術支援ロボットなど、一連のハイテク製品が登場した。ハイテクは私たちの暮らしをどのように変えるだろうか。
*JCCB:仕事や暮らし関連技術が輸入博に一堂
© 人民網日本語版
●中国輸入博に集まった世界各地の企業
(中国進博会聚集世界各地企業) 新華社 2021/11/10
【新華社上海11月10日】中国上海市で5~10日、第4回中国国際輸入博覧会が開催された。今年は127カ国・地域から約3千社・機関が企業展に出展し、国・企業数ともに前回を上回った。
*JCCB:世界各地の企業が輸入博に一堂
© 新華社 上海=新華社記者/魯鵬
*6日、輸入博に初出展したイタリア企業PEQUODのブースで、音響機器を見る来場者
*8日、4年連続出展した日用品大手、ユニリーバの展示ブースに並ぶ来場者
*8日、スナック菓子メーカー、リウェイウェイの展示ブース。同社は4年連続で輸入博に出展した
*8日、輸入博に初出展した、ポルトガルワインなどの輸入販売を手掛ける「利楽泉」展示ブース
*8日、輸入博に初出展した歯科医療機器メーカー、カボ(KaVo)グループの展示ブース
*6日、4年連続出展したドイツの清掃機器メーカー、ケルヒャーの展示ブース
●花王、輸入博でドローン用機能性展着剤を発表
(花王、進博会上発表無人機用功能性農薬附着剤) 新華社 2021/11/10
【新華社上海11月10日】中国上海市で5日から開かれている第4回中国国際輸入博覧会(輸入博)で、花王グループは新製品の小型無人機(ドローン)散布用機能性展着剤「KAO ADJUVANT A-200」を発表した。
農業人口の減少と耕地の集約化に伴い、最新のハイテク技術を活用して生産効率を高めるスマート農業が注目を集めている。花王は最新技術を駆使して、農薬散布時の水分蒸発を抑え、散布液が対象作物以外に飛散することを抑制する展着剤を開発した。ドローンによる農薬散布時に使うことで、農薬飛散を抑え、作物への農薬の付着性と濡れ広がりを大幅に高めることができる。また、病害虫の防除効果とともに、農薬使用量も大幅に削減でき、散布区域以外の環境に対しても効果的に保護する。
調査データによると、同製品の使用により農薬使用量が70%減少したが、病害虫防除効果は減少前と同じレベルだった。(記者/黄安琪)
*JCCB:輸入博で花王農業系新製品発表
© 新華社 資料写真、上海=新華社配信 5日、花王輸入博の会場
*ドローン散布用機能性展着剤「KAO ADJUVANT A-200」
*花王の展示ブース
*「KAO ADJUVANT A-200」の説明を聞く来場者
*「KAO ADJUVANT A-200」の説明を聞く来場者
●TMEIC、輸入博に初出展 さらなる中国進出に意欲
(TMEIC、首次参展進博会 更増進入中国市場意欲) 新華社 2021/11/10
【新華社上海11月10日】世界経済が緩やかに回復し、中国が二つの脱炭素目標(2030年までの二酸化炭素排出量ピークアウトと60年までのカーボンニュートラル)に向け着実に取り組みを進める中、東芝三菱電機産業システム(TMEIC)は今年初めて中国国際輸入博覧会(輸入博)に出展した。同社は中国の発展の「勢い」に自信があるとし、新製品や新技術の導入継続をベースに、中国本土でのイノベーションや研究開発を強化していく考えを示した。
TMEIC中国の劉継峰(りゅう・けいほう)総裁は輸入博の会場で「輸入博は、TMEICが中国本土ひいては世界の業界パートナーと緊密な関係を築くための重要な機会となる。TMEICは、この場でより多くの新たな友人や昔からの友人と互恵ウィンウィンを実現し、よりスマートで効率的かつ環境に配慮した産業の未来を共に描き、グローバル社会の持続可能な発展に貢献していきたい。今後も中国への新製品や新技術の導入継続をベースに、中国本土でのイノベーションや研究開発をいっそう強化する」と語った。
今年の輸入博でTMEICは、中国市場で初めて新製品の「ステアリング操作可能なシャシダイナモメータ」を発表した。また、グリーンエネルギーソリューションや瞬時電圧低下補償装置などをデジタルインタラクティブ方式で展示し、中国が打ち出している二つの脱炭素目標に革新的な技術で応える姿勢を示した。
TMEIC中国の坂田昌彦副総裁は、輸入博は各国が高品質な商品やサービスを展示するための国際的で開かれた大型プラットフォームだと指摘。輸入博を通じて顧客と積極的に意見交換を行い、グローバルなリソースを効率的に運用することで、質の高い発展を実現したいと述べた。
同社は7日、広西盛隆冶金や西安陝鼓動力、華依科技、振華重工、石横特鋼集団など複数の中国の有名企業とそれぞれ戦略的協力関係を結び、契約を締結した。今後も中国企業とのコミュニケーションと提携を継続し、中国の産業市場に強力な推進力をもたらすという。(記者/趙逸赫)
*JCCB:輸入博に初出展TMEIC 中国に進出意欲
© 新華社 5日、第4回輸入博に出展したTMEICのブース。(上海=新華社配信)
●第4回輸入博、「食品・農産品」ジャパンパビリオンに89社・団体が出展
(第4届進博会、「食品・農産品」日本館89家公司・団体参展)
Jetro ビジネス短信 2021/11/10
ジェトロは11月5~10日に上海で開催の第4回「中国国際輸入博覧会」(CIIE、以下、輸入博)の「食品・農産品」ホールに、ジャパンパビリオン(以下、パビリオン)を設置した(2021年11月10日記事参照)。パビリオンの出展者数は89社・団体(酒類、水産・水産加工品、清涼飲料水・茶、調味料、菓子類、コメ・米加工品を扱うメーカーなど)と、ジェトロが2021年度において海外で出展する食品関連見本市としては最大規模の出展者数となった。
中国国内における新型コロナウイルスの感染拡大を受け、輸入博の主催者は全ての出展者や来場者に48時間以内のPCR検査およびワクチン接種証明書の提示を義務付けた。また、21日以内に感染者が発生した地域に滞在した人の入場を禁止した。厳重な新型コロナウイルス感染対策が講じられたことで、出展者やバイヤーなどが会場に入れないなどの混乱が生じた。
例年と比較して来場者数が少ない状況下ではあったが、出展者からは「パビリオン内での様子を生配信したところ、これまでにない規模の視聴数があった」「中国国内で輸入博への関心は高く、出展することは企業のPRにつながる」などのコメントがあり、商談以外の面でも輸入博への出展価値を見いだしていた。(高島寛)
*JCCB:輸入博に出展した日本食品農産品企業団体
© パビリオン内の商談風景(ジェトロ撮影)
●リモート商談と実体店、オンラインとオフラインで中国進出を進める北海道
(視頻和実体店、線上線下推進進入中国市場的北海道)人民網日本語版 2021/11/9
11月5日から10日にかけて、上海では第4回国際輸入博覧会(以下、輸入博)が開催されている。北海道は4年連続で輸入博に出展しているだけでなく、今年4月にはライフスタイル体験店「匠の饗宴」を上海市と浙江省杭州市にオープンさせることで、輸入博の成果を実体店という形にしてみせた。ECコマースが目覚ましい発展を遂げている現在の中国で実体店をオープンさせた理由とは?輸入博で得られた最大の収穫とは?人民網では北海道のこの4年間の歩みと今後の取り組みなどについて、日中経済協会上海事務所北海道経済交流室の早田武志室長と、北海道の出展業務を受託する株式会社フォレストリの森はるか代表にインタビューを行った。
*JCCB:中国進出を推進する北海道
© 人民網日本語版 左から右 1⇒4 1・4 撮影・張麗婭
2・3 写真提供・日中経済協会上海事務所北海道経済交流室
1、来場者の対応を行う日中経済協会上海事務所北海道経済交流室の早田武志室長
2、札幌会場で輸入博の来場者の声を聞くベル食品(株)の福島和人課長代理
3、タマゴボーロ菓子を試食する来場者にオンライン越境インタビューを行う様子
4、今回初めて出展された北海道の水産品を加工した商品
●輸入博のサービス貿易展示エリア、目に見えない経済の推進力を示す
(進博会服務貿易展区、呈現看不見的経済推進力) 新華社 2021/11/9
【新華社上海11月9日】中国上海市で5日から開かれている第4回中国国際輸入博覧会(輸入博)では、目に見える実物の展示品がほとんどないサービス貿易展示エリアが、来場者の注目を集めている。同エリアは金融コンサルティング、物流・航空輸送、文化観光などの分野に分かれ、50余りの国と地域から300社以上の企業が出展。世界のサービス貿易の「再アップグレード」を後押しする。
*JCCB:輸入博 サービス貿易 経済の推進力
© 新華社 7日、サービス貿易展示エリア (上海=新華社記者)
*デロイト(Deloitte)ブースで開かれたイベントの様子。(徐亮)
*絵画を撮影するメディア関係者。(徐亮)
*復星旅遊文化集団のブースを見学する来場者。(徐亮)
*ハパックロイド(Hapag-Lloyd AG)のブース。(徐亮)
*プライスウォーターハウスクーパースのブースで行われた契約締結式の様子。(徐亮)
*邁睿集団(majorel)ブースで開かれたイベントの様子。(徐亮)
*大華銀行(United Overseas Bank)ブースで交流する来場者。(徐亮)
*第一太平戴維斯(サヴィルズ)ブースで開かれたイベントの様子。(徐亮)
*上海通達理数碼影像制作のブースを見学する来場者。(徐亮)
*テュフ・ラインランドのブースで交流する来場者。(徐亮)
*三井住友海上のブース。(王翔)
*クリスティーズのブース。(王翔)
*ハンブルク港のブース。(王翔)
*ディー・エイチ・エル(DHL)のブース。(王翔)
*日本通運のブース。(王翔)
●第4回輸入博、新エネルギー車が続々登場
(第4届進博会、新能源車接連登場) 新華社 2021/11/9
【新華社上海11月9日】中国上海市で開かれている第4回中国国際輸入博覧会(輸入博)の自動車展示エリアは、総面積3万平方メートルで、13カ国・地域から50社以上が出展し、世界の自動車工業の最新成果と未来のビジョンを全面的に展示している。中でも、各ブランドの新エネルギー車が来場者の注目を集めている。
*JCCB:輸入博に登場する新エネルギー車
© 新華社 7日、輸入博の自動車展示エリアで撮影 (上海=新華社記者)
*GMが展開するGMCブランドの「ハマーEV」。(孟濤)
*アポロの新型ハイパーカー「EVision S」。(侯東濤)
*トヨタの新エネルギー車。(侯東濤)
*BMWのブースに展示された新型電気自動車(EV)「BMW iX」。(孟濤)
*BMWのブースで新エネルギー車を試乗する来場者。(孟濤)
*中国の電気自動車メーカー、小鵬汽車(シャオペン)の空飛ぶ車を見つめる来場者。(侯東濤)
*ポルシェのフル電動スポーツカー「タイカン4S」を見つめる来場者。(侯東濤)
*現代自動車、水素燃料電池パワーモジュール。(侯東濤)
*現代自動車、水素エネルギーを使ったスマート無人輸送車両。(侯東濤)
●クールでスマートな技術が一堂に 第4回輸入博
(酷又智能的技術聚集一堂 第4届進博会) 新華社 2021/11/9
【新華社上海11月9日】中国上海市で5日から開かれている第4回中国国際輸入博覧会の技術設備展示エリアは、面積が6万平方メートルある。35以上の国と地域の企業約300社が出展し、スマート製造やハイエンド設備分野で世界的影響力を持つ企業が多く集まる。展示は「工業製品」「成型設備」「建設機械」「デジタル情報化」「産業機械」の五つのセクションに分かれており、「エネルギー・低炭素・環境保護技術」「集積回路」「デジタル産業」の三つの専門エリアが設置されている。
*JCCB:クールでスマートな技術が輸入博に一堂
© 新華社 5日、技術設備展示エリア。(上海=新華社記者)
*セイコーエプソンのブースで、インクジェットプリンターのペダル発電システムを実演する
スタッフ。(郝昭)
*オムロンの展示ブースで、卓球コーチングロボットと対戦する来場者。(李響)
*オムロンの展示ブースで、卓球コーチングロボットと対戦するスタッフ。オムロンは第1回輸入博
から卓球ロボットを出展しており、今年のロボットは昨年よりも機能が強化されている。(張豪夫)
*展示された対戦相手の技術データを分析する卓球コーチングロボット。(金立旺)
*北京冬季五輪関連の展示。(張豪夫)
*コンテナ式住宅建設ロボットを見学する来場者。(李響)
*不二越ブース。(徐亮)
*デュポンのブースに展示されたケブラー手袋。(徐亮)
*ジョンディアのブースで農業機械を見学する来場者。(徐亮)
*サンドビックのブースに展示された移動式破砕選別設備の前を通る来場者。(徐亮)
*ニコラス・コレアのブースで高架橋式ガントリーマシニングセンターとそれを用いて加工した
風力発電設備の部品を見学する来場者。(徐亮)
*ボルボのブースに展示された全自動電動式ローダーのコンセプトマシン。(徐亮)
*キャタピラーのブースで交流する来場者。(徐亮)
*SKハイニックスのブースで行われたチップの応用展示。(徐亮)
*出展された毛筆ロボット。(張建松)
*出展された急須にお湯を注ぐロボットアーム。(張建松)
*設置されたソーラーエネルギー・カーテンウォール。(張建松)
*没入型デジタルアートのショーを鑑賞する来場者。(張建松)
*低炭素で環境に配慮した新材料で作られた展示品を鑑賞する来場者。(張建松)
*設けられた集積回路専門エリア。(張建松)
*展示された集積回路。(張建松)
*没入型デジタルアートのショーを鑑賞する来場者。(張建松)
*第4回輸入博の技術設備展示エリア。(金立旺)
*第4回輸入博の技術設備展示エリア。(郝昭)
*第4回輸入博の技術設備展示エリア。(パノラマ写真)(張豪夫)
●エプソン、輸入博で「ブラックテクノロジー」を披露
(愛普生、進博会上披露「黒技術」) 新華社 2021/11/9
【新華社上海11月9日】中国上海市で開催中の第4回中国国際輸入博覧会(輸入博)の技術設備展示エリアでは、セイコーエプソンの「ブラックテクノロジー」が多くの来場者を引き付けている。
*JCCB:セイコーエプソン独自の技術を輸入博で披露
© 新華社 7日、上海=新華社記者/張帆
*技術設備展示エリアに設けられたセイコーエプソンの展示ブース
*自転車をこいで発生させたエネルギーでプリンターを稼働させる双方向型の実験をするスタッフ
*ML-8000産業用インクジェットデジタル捺染機
*ブースの一角
*「敦煌に出会う」と題した没入型デジタル体験を楽しむ来場者
●「グリーン」「スマート」が自動車展示エリアのキーワードに 第4回輸入博
(「緑色」「智能」汽車展区関鍵字 第4届進博会) 人民網日本語版 2021/11/8
国家エキシビションセンター(上海)で開催中の第4回中国国際輸入博覧会(以下、輸入博)を11月7日、取材した。今回の自動車展示エリアは面積が約3万平方メートルに上り、自動運転、スマートコネクテッド、自動車の新エネルギー、自動車用チップの4ブロックに分かれている。中国が二酸化炭素排出量に関して「2030年までのカーボンピークアウト」と「2060年までのカーボンニュートラル」という2つの目標達成を目指していることを背景に、「グリーン移動交通」と「スマート移動交通」が今回のこのエリアのキーワードになり、移動交通の未来の姿を描き出している。(編集KS)
*JCCB:輸入博 自動車の「グリーン」と「スマート」
●セイコーエプソン、輸入博に「農業自動化ソリューション」出品
(愛普生「農業自動化解決方案」参展進博会) 新華社 2021/11/7
【新華社上海11月7日】中国上海市で開かれている第4回中国国際輸入博覧会(輸入博)の技術設備展示エリアで、セイコーエプソンが「ワンストップ農業自動化ソリューション」の実演を行った。ビジョンシステム「PV1」を搭載した6軸ロボットが、植物の葉や根の生育検知から、根の洗浄や剪定、苗の植え付け完了まで、栽培全工程の管理を行う。同システムは水耕栽培で育てる野菜の苗の選別や栽培に応用可能で、農業のデジタル化と現代化を後押しする。
*JCCB:セイコーエプソン、農業分野自動化 輸入博に出展
© 新華社 5日、輸入博の技術設備展示エリアで行われた「ワンストップ農業自動化ソリューション」の実演。(上海=新華社記者/魯鵬)
●資生堂、輸入博で新製品を世界初披露 来年も出展の意向
(資生堂、進博会上世界首次披露新産品 表明明年也参展) 新華社 2021/11/7
【新華社上海11月7日】中国上海市で開かれている第4回中国国際輸入博覧会(輸入博)のメディアセンターで7日、資生堂が新商品発表会を開いた。
資生堂の中国地域CEOを務める藤原憲太郎氏は、同社が3年連続で輸入博に出展し、常に最新の技術やブランドを発表してきたと振り返り、輸入博はビジネスパートナーを探す場所にとどまらず、強い影響力を持つ情報発信のプラットフォームになっていると話した。
藤原氏はまた、拡大が続く中国市場は変化に富んでいるとし、中国で3カ所目の研究開発センターなどを通して市場の変化を価値に変え、来年の第5回輸入博でも新製品や新技術を発表したいとの意向を示した。
資生堂は今回、最新美容液「セカンドスキン」の日本国外初披露や、スキンケアブランド「ドランク・エレファント」の中国大陸初の会場展示のほか、インナービューティーブランド「INRYU(インリュー)」の世界初披露を行った。同ブランドの中国市場での成功を確実にするため、研究開発や効果検証、広報戦略策定の際は中国の消費者を対象にテストを実施した。(記者/張帆、許暁青)
*JCCB:輸入博で資生堂新製品世界初披露
© 新華社 5日 上海=新華社記者/張帆
左:多くの来場者でにぎわう資生堂のブース
右:資生堂のブースに展示されたスキンケアブランド「ドランク・エレファント」
●ファンケル、輸入博に4年連続出展 中国の「大健康」需要に注目
(FANCL、4年連続参展進博会 注視中国「大健康」需求) 新華社 2021/11/7
【新華社上海11月7日】日本の化粧品・健康食品大手ファンケルは、中国上海市で5日から開かれている第4回中国国際輸入博覧会に今年も出展した。第1回から4年連続の出展。同社は毎年、健康食品の新商品を初公開するとともに、疾病予防・医療・介護などを含む「大健康産業」への国内需要の急速な高まりを感じてきた。
同社の島田和幸社長はこのほど、輸入博への出展が中国本土での認知度向上につながったとの見解を示し、今後は越境電子商取引(EC)や一般貿易販売などを通じて中国市場のさらなる開拓を目指す方針も明らかにした。島田社長によると、同社は2018年の第1回輸入博以降、中国国有製薬大手、中国医薬集団(シノファーム)子会社の中国国際医薬衛生との協力などを通じ、中国本土市場で「0から1」「1から多」のマルチチャネル化、多業態化への飛躍を遂げてきた。中国の主な越境ECプラットフォームに店舗を開設しただけでなく、シノファームのリソースを通じて免税店や薬局、「健康連合体」と呼ばれる地域の医療機関などによる統合型医療衛生・健康管理サービスシステムなどさまざまな販路を構築。20年からは中国本土市場での一般貿易販売事業も積極的に進めており、中国人の食生活の特徴や栄養ニーズに合わせて企画した複数の商品が中国本土での販売許認可を取得し、各地の高級スーパーなどで販売されている。
特に新型コロナウイルスの感染拡大以降、中国市場では「大健康」関連商品の需要が急増していることから、今年は免疫力向上や血中脂質低減、スキンケアなど技術レベルの高い複数の新商品を公開。合わせて60種類の商品を出展した。
同社は中国市場での健康食品需要を満たすため、19年9月に静岡県三島市の工場を取得。今年4月に生産を始め、生産能力を大幅に向上させた。島田社長は「今回の輸入博を通じて中国でのブランド認知度をさらに高め、より多くの中国の友人に、ファンケルの優れた技術力を知ってほしい」と語っている。
(記者/許暁青、張帆、王婧媛)
*JCCB:ファンケル、4年連続輸入博に出展 中国の健康市場に注目
© 新華社 5日 上海=新華社記者/王婧媛
左:第4回輸入博初日のファンケルのブース
右:ファンケルの「体内効率」検査サービスを体験するバイヤー
●第4回輸入博に重さ353キロのマグロが登場
(中国第4届進博会上 重353kg的金槍魚登場) 新華社 2021/11/7
【新華社上海11月7日】中国上海市で開かれている第4回中国国際輸入博覧会の食品・農産品展示エリアに6日、体長3メートル近く、重さ353キロのマグロが登場した。地中海沖で育ったこのマグロは中国食品大手、光明食品集団傘下の上海水産集団が調達し、コールドチェーン輸送で10月31日に上海に到着した。
*JCCB:輸入博でマグロ解体ショー
© 新華社 6日 上海=新華社記者/鄔恵我 左から右
*輸入博の食品・農産品展示エリアでマグロを運ぶスタッフ
*輸入博の食品・農産品展示エリアで行われたマグロの解体ショー
*輸入博の食品・農産品展示エリアでマグロの解体準備をするスタッフ
*輸入博の食品・農産品展示エリアでマグロを解体するスタッフ
●輸入博でウインタースポーツ関連製品に注目 上海市
(輸入博上注目冬季運動相関産品 上海市) 新華社 2021/11/7
【新華社上海11月7日】中国上海市で5日から開かれている第4回中国国際輸入博覧会では、多くの出展企業が中国におけるスポーツ用品消費の拡大に伴う新たなビジネスチャンスをつかんでいる。複数ブランドがスノーボードやゴーグルなどウインタースポーツ関連の製品を展示し、来場者の注目を集めている。
*JCCB:輸入博でウインタースポーツ関連製品に注目
●上海市に日本商品2000点の常設展示場…中国政府主催の輸入博に出展品
(上海市内日本商品2000件的常設展会場…参展中国政府主辨的進博会)
読売新聞 2021/11/6
【上海=南部さやか】日本貿易振興機構(ジェトロ)は6日、中国政府主催の「国際輸入博覧会」に出展した日本の商品約2000点を常設展示する「Japan Mall(ジャパンモール)」を上海市にオープンした。新型コロナウイルス禍で海外との人的往来が制限される中、市政府と協力し、輸入博終了後も商品の販路を拡大することがねらいだ。
輸入博は、2018年から毎年11月に開かれ、ジェトロは今年、日本の128社・団体をとりまとめて出展した。ジャパンモールは市政府の施設を使い、食品や生活用品などを1000平方メートルにわたり展示する。商品の即売所や中国のバイヤーと商談する場所も設けた。
ジェトロ上海事務所の高山博副所長は、今後は四川省成都や重慶市にも常設展示場を拡大する考えを示した。「中国への輸出において日本企業のニーズが高まっている越境EC(電子商取引)の推進にも力を入れる」と話している。
*JCCB:日本商品 上海に常設展設置
●4年連続出展の花王、輸入博で新商品発表会
(4年連続参展的花王、進博会上新商品発表会) 新華社 2021/11/6
【新華社上海11月6日】第4回中国国際輸入博覧会の消費財エリアに設けられた「新商品発表会コーナー」で6日、花王が新製品発表会を行った。
同社代表取締役社長執行役員の長谷部佳宏氏はビデオメッセージで「漢字という意味のある文字を大切にする文化が日中両国を結ぶきずなとなる。花王は中国の方々が豊かに笑顔で暮らせる生活に貢献したい」と表明。今後の中国における事業展開に期待してほしいと述べた。
同社アジア地区の西口徹総裁は、世界が新型コロナウイルスの苦境にある中、第4回輸入博が昨年に引き続き、盛大で楽しく開催できたことに感動していると強調。花王の展示ブースは「未来の生態」「未来の生命」「未来の生活」という三つのテーマでブランドや代表的製品・技術を展示していると紹介し、今年の輸入博に初めて登場した花王の最高級化粧品ブランド「SENSAI(センサイ)」に注目してもらいたいと述べた。
花王は第1回から4年連続で出展しており、来年の輸入博への出展の意向も示している。500平方メートルを超える展示ブースでは、多くの来場者が足を止めて製品を体験していた。(記者/張帆)
*JCCB:日本の化粧品 中国で人気
© 新華社 上海=新華社記者/張帆
*左:4日、花王の展示ブース
*右:5日、花王のブースで製品を体験する来場者
●世界的に有名なオークションハウス、輸入博に初登場 上海市
(世界著名拍賣行、首次登場進博会 上海市) 新華社 2021/11/6
【新華社上海11月6日】中国上海市で5日、第4回中国国際輸入博覧会(輸入博)が6日間の日程で始まった。今回、輸入博のサービス貿易展示エリアに初めて文化財・芸術品の展示ブースが設けられ、世界的に有名なオークションハウスのクリスティーズ、サザビーズ、フィリップスが著名アーティストの作品を出展した。張大千(ちょう・だいせん)やモネ、草間彌生など、時代や国籍の異なるアーティストによる人物画や風景画、彫塑作品が、来場者の目を楽しませている。
*JCCB:日本の芸術作品
●輸入博の会場を盛り上げる三味線と阿波踊り
(進博会会場気雰髙漲 日本的三味線琴和阿波舞) 新華社 2021/11/6
【新華社上海11月6日】中国上海市で5日、第4回中国国際輸入博覧会が6日間の日程で始まった。消費財展示エリアに設けられた日本貿易振興機構(ジェトロ)の総合パビリオンでは、日本の製品やブランド文化をアピールするため、三味線の演奏や阿波踊りが披露され、情熱あふれるパフォーマンスが会場の雰囲気を盛り上げた。
*JCCB:日本の文化 三味線と阿波踊り 中国輸入博で披露
© 新華社
●鮮魚、焼酎、陶器…九州の逸品、中国に売り込め 上海で国際輸入博開幕
(鮮魚、焼酒、陶器…九州的逸品、推銷中国 上海進博会開幕)
西日本新聞 2021/11/6
【上海・坂本信博】新型コロナウイルス禍が各国で続く中、世界最大級の展示・商談会となる「第4回中国国際輸入博覧会」が5日、上海で始まった。127カ国・地域の約3千社の外国企業が中国に売り込みたい製品やサービスをPR。九州からもさまざまな企業が出展して鮮魚や酒、陶磁器などを並べ、会場と九州を結んだオンライン商談会も開く。10日まで。
中国では10月中旬から新型コロナの再流行が散発しているが、北京や四川省成都など一部地域からの来場を制限して開催した。
4日夜の開幕式では習近平国家主席がビデオ演説し「中国が市場開放を拡大する決心は変わらず、より多くの外資を誘致し、輸入を増やす」と巨大市場をアピールした。「保護主義に反対する」とも述べ、対立する米国をけん制。「多角的貿易体制を守る」として、中国の環太平洋連携協定(TPP)への加盟を積極的に推進すると強調した。
九州からは、日本貿易振興機構(ジェトロ)が設けた「ジャパン・パビリオン」などで数十社が出展。熊本県からは、県の公募で初めて出品した天草市のイソップ製菓など5社が参加しており、熊本上海事務所の藤本修宏所長は「輸入博は中国でも特に注目度が高い。頑張っている県内企業を応援して試飲や試食でバイヤーの注目度を高め、商談につなげたい」と語った。
長崎県からは、アラカブやシマアジなどの鮮魚や酒類のほか、波佐見町の西海陶器が波佐見焼を出品。医療機器コーナーでは、県内にデジタルカメラの工場があるキヤノンとも連携して長崎の魅力を宣伝する。マグロの解体ショーも予定しており、県上海事務所の黒川恵司郎所長は「中国の人々は食の安全・安心へのこだわりが強い。コロナ禍でも、長崎から安全な鮮魚を日々届けていることをPRしたい」と力を込めた。
福岡県からは県産米や酒のほか、北九州市のアースディスカバリーが県産の冷凍和菓子を出品。海外事業部の張適部長は「冷凍和菓子はまだ中国市場には入っていないので珍しがられている。中国茶のバイヤーからさっそく問い合わせがあった」と手応えを語った。
*JCCB:日本の逸品、中国に売り込め、中国国際輸入博 中国市場に進出したや進出考え
する日本会社へ
●上海で国際輸入博 日系企業の魅力は 習近平主席の肝いり
(上海進博会 日企的魅力 習主席関心) FNNプライムオンライン 2021/11/6
中国の上海で始まった、世界からおよそ3,000の企業や団体が参加する国際博覧会。
キーワードは、「環境」。
中国・上海の見本市に初登場したのは、青から緑に変身したドラえもん。
ユニクロが、環境問題などのシンボルとして採用したもの。
その横には、従来品に比べ、加工時の水の量を95%以上減らせるジーンズも展示されていた。
来場者「水資源の浪費はまだ多くて問題なので、このジーパンの技術がイノベーションを起こすかもしれませんね」
127の国と地域から、およそ3,000の企業や団体が参加した国際輸入博。
今回は、地球温暖化対策がテーマのCOP26と開催期間が重なったこともあってか、習近平国家主席は開幕式で、「中国はクリーンエネルギーやデジタル経済を取り入れ、気候変動に対し積極的に取り組んでいく」と述べた。
会場にも、環境対策などを中心としたサステイナブルな展示が多数登場。
日本の大手自動車メーカーは、最新の電気自動車や水素燃料電池車などで、CO2削減に向けた取り組みをアピールしている。
また、パナソニックは、水素などの活用をテーマにした「環境ブース」を2021年から設置した。
パナソニック 中国・北東アジア社 本間哲朗社長「(中国の環境産業は)新しいフロンティア。いろいろお金が動き出している領域なので、ぜひたくさんの実際のビジネスにつなげていきたい」
また、ジェトロが運営する日本の食品やお酒が展示されているジャパン・モールには、試飲と試食のコーナーがあり、多くの人でにぎわっていた。
来場者「日本のものは少し口にするだけで、私たちに喜びをもたらしてくれます」
展示品を上海の別の場所に移し、1年中アピールする予定だという。
上海市政府の政策にのっとったもので、一過性ではない、サステイナブルなイベント効果を狙う。
来場者「(1年中展示するのは)とてもいいことだし、効果も高いと思います。より多くの人が、さらに日本のことを理解できますし」
ジェトロ・高山博副所長「365日、常時BtoB、BtoCができるような日本商品の基地に位置づけて考えている。展示する商品のラインアップを増やし、絶えず新しい良い物を循環させていくことが必要」
2021年、環境保護産業の市場規模が30兆円になると予想されている中国。
日系企業のサステイナブルな取り組みは、今後も熱を帯びるもよう。
*JCCB:中国輸入博 日本企業の魅力 日本企業へ
●今年の輸入博、「世界初」「中国初」に注目
(今年的進博会、注目「世界首次」「中国首次」) 人民網日本語版 2021/11/6
年に一度開催される中国国際輸入博覧会が、今年も予定通りに開幕した。今年の「世界初公開」と「中国初出展」の新製品に再び注目が集まった。
今回の新製品発表専用エリアでは、出展企業62社が新製品、先端技術、革新的なサービスを100件以上展示し、その半分以上が世界初公開、約40件がアジア初・中国初公開だ。注目されるのは、初公開の新製品の多くが中国市場向けに生産されたということだ。(編集KS)
*JCCB:中国輸入博の「初」に注目
●輸入博開催直前 日本企業の展示ブースを先行体験
(進博会之前 先行体験日企展台) 新華社 2021/11/4
【新華社上海11月4日】中国上海市で5日から10日まで第4回中国国際輸入博覧会(輸入博)が開催される。今年は58の国と三つの国際機関が国家総合展(国家展)に、127カ国・地域から約3千社が企業商業展にそれぞれ出展。国数と企業はともに前回を上回った。日本企業は今年も特色あるブースを設置して積極的に出展している。
*JCCB:中国の輸入博 日本企業ブースの先行体験
© 新華社 上海=新華社記者/張帆
ユニクロ、積水化学工業、武田薬品工業、エプソン、不二越、アサヒビール、日本貿易振興機構の総合パビリオン
●「和」のテイストをより強調したジャパン・パビリオン 第4回中国国際輸入
博覧会
(更強調「和」之趣的日本館 第4届中国進博会) 人民網日本語版 2021/11/3
上海市の国家エキシビションセンター(上海)で11月5日から10日にかけて開催される第4回中国国際輸入博覧会(以下、輸入博)。日本からは企業300社以上が出展の登録を行っており、そのうち日本貿易振興機構(JETRO)が128社の出展を取りまとめている。ジェトロは今年も「医療機器・医療保健」と「食品・農産品」、「消費品」の3つの分野にジャパン・パビリオンを設置しており、なかでも食品・農産品エリアのジャパン・パビリオンは、櫓や暖簾、提灯などを各所に設置し、「和」のテイストをより強調した展示空間を演出している。
また今年は新たに上海虹橋品匯に面積1000平方メートルに達するジェトロの輸入博出展商品の常設展「虹橋品匯日本館」を設け、500ブランド2000点以上の商品をPR。11月6日に正式オープンとなる「虹橋品匯日本館」では中国各地のバイヤーが輸入博に入場したり、日本に直接赴かなくても、年間を通じて、優れた日本の商品を体験し、購入・商談することができる。
ここでは開幕準備が進められているジャパン・パビリオンと「虹橋品匯日本館」の様子を一足先にチェックしてみよう(文・玄番登史江)。
*JCCB:中国の輸入博 大勢の日本企業出展 パビリオンは「和」を強調
©写真提供・日本貿易振興機構上海事務所 左 右
*「和」のテイストをより強調した食品・農産品エリアのジャパン・パビリオン
*6日に正式オープンする「虹橋品匯日本館」に並べられた日本酒の数々
●パナソニック、輸入博に4年連続で出展 中国での事業拡大に期待
(松下、連続4年参展進博会 期待在中国拡大事業) 新華社 2021/11/2
【新華社北京11月2日】中国上海市で11月5~10日に開かれる第4回中国国際輸入博覧会に、パナソニックは4年連続で出展する。同社代表取締役兼副社長執行役員の本間哲朗氏はこのほど、新華社の取材に応じ「外国企業にとって、輸入博は中国の社会、政府、企業と交流するための良いプラットフォームだ」と指摘。今後も中国市場で、中国の消費者の暮らしに貢献できる商品を発売し、事業を拡大していく考えを示した。(記者/梁晨)
*JCCB:パナソニック 中国の輸入博を通じて 中国での事業拡大期待
●輸入博追い風に知名度向上を目指す海外出展者 上海市
(乗風進博会 海外展商目標提高知名度 上海市) 新華社 2021/11/2
【新華社上海11月2日】中国上海市で開催される中国国際輸入博覧会(輸入博)は、中国市場が持つ巨大な潜在力を世界各国に示している。ますます多くの海外の出展者が、輸入博を追い風に投資や事業を行い、市場での認知度向上を目指して自国の商品を中国に紹介している。
*JCCB:中国輸入博 外国出展社知名度向上の舞台に
●第4回輸入博、多くの美術品が自由貿易試験区経由で出展
(第4届進博会、多数美術品経由自由貿易試験区参展) 新華社 2021/10/31
【新華社上海10月31日】中国上海税関によると、第4回中国国際輸入博覧会(11月5日~10日)では、上海自由貿易試験区を通じて、海外の絵画や彫刻、現代アート、国外で保存されている中国文化財などの美術品100点余りが展示される。
海路で到着した日本の前衛芸術家、草間彌生氏の大型アート作品「南瓜」も、上海税関の検査を経て、同試験区の保税倉庫から輸入博の会場へ輸送された。
同試験区国際文化投資発展の汪嘉名(おう・かめい)副総経理によると、輸入博で美術品を展示する海外の出展者は、同試験区を通じて通関からブース設営・撤収、輸入関税の決済代行などワンストップ型のサービスを受けることができる。
中国財政部と税関総署、国家税務総局は2020年10月、輸入博の開催を支援するため、美術品出展者が1業者につき5点まで税制優遇措置を受けられる規定を共同で発表した。
今年7月には、税関総署が第4回輸入博の便宜措置を策定。国の文化財部門が認定した展示品について、一時輸入や保税展示を許可するほか、国内販売が許される文化財についても、輸入博の税制優遇措置の条件を満たしていれば非課税で輸入できると規定した。
文化財や美術品の取引増加と文化財の還流を一層促進するため、今年の輸入博では、サービス貿易展示エリアに文化セクションを設置。21の関連出展者のうち、クリスティーズやサザビーズといったオークション大手、美術機関など17機関が同試験区を通じて出展品を輸入した。
統計によると、2013~20年に同試験区を通関した美術品の累計評価額は500億元(1元=約18円)近く。今年は9月末時点で78億元に上っている。(記者/呉宇)
*JCCB:日本芸術家草間彌生氏の作品 中国輸入博に出展
© 新華社 25日、第4回輸入博の会場に到着した草間彌生氏のアート作品「南瓜」。
(上海=新華社配信)
●東芝中国・宮崎洋一董事長を単独取材「今後も中国事業を拡大」
(独家采訪東芝中国・宮崎洋一董事長「今後還会拡大中国事業」)
新華社 2021/10/28
【新華社上海10月28日】中国上海市で11月5~10日に開かれる第4回中国国際輸入博覧会に東芝は4年連続で出展する。同社の執行役員で中国・東アジア総代表兼東芝中国董事長の宮崎洋一氏はこのほど、新華社の単独取材に応じ「東芝は初回から出展しており、潜在顧客の育成やブランドイメージの強化など効果が増えつつあることを実感している」と語り、今後も中国事業を拡大していく考えを示した。
東芝は今年、グループ経営理念の「人と、地球の、明日のために」を輸入博の出展テーマに掲げ、エネルギーや最先端医療、電子部品、社会インフラなどの技術を展示する。純水素燃料電池システム「H2Rex」やリチウムイオン電池「SCiB」、重粒子線がん治療装置、IEGT(電子注入促進型絶縁ゲートトランジスター)、スポット・ゾーン空調システム「FLEXAIR」などの出展を予定している。
宮崎氏は重粒子線がん治療装置について「40年余りにわたり培った原子力技術の延長線上にある製品で、がん治療に高い効果を発揮するだけでなく、人体への負担も軽減できる。東芝の重点製品でもある」と説明した。
中国は2030年までの二酸化炭素(CO2)排出量ピークアウトと2060年までのカーボンニュートラル(炭素中立)実現を目標に掲げる。宮崎氏は同目標が東芝の企業成長目標にも合致していると指摘。「電力を供給・制御するパワー半導体は、送配電時の省エネに重要な役割を担うが、東芝はこのパワー半導体、すなわちIEGT分野で高い実力を持つ」と述べた。
水素エネルギーについては「東芝の事業は最終プロセス、つまり水素でエネルギーを生み出すことに集中している」と説明。水素製造はしておらず、輸送や貯蔵にも関わっていないことから、中国国内で同分野の供給業者や産業チェーンとの提携が増えることに期待を示した。
東芝は9月末、産業用モーターなどを製造する現地法人「東芝大連有限公司(遼寧省大連市)」を閉鎖した。宮崎氏は「東芝大連は1991年に設立し、今年でちょうど30年になる。この30年で設備の老朽化が進み、多くの製品が中国市場の需要に見合わなくなってきた。慎重に検討した結果、閉鎖を決めた」と説明した。「東芝は他にも中国で幅広い事業を展開している」とも述べ、今後も中国事業を拡大し、中国社会の発展と変化に積極的に対応していく考えを示した。
(記者/楊有宗、梁晨)
*JCCB:東芝の中国事業、今後も拡大
●第4回輸入博、展示品の第1陣が到着 準備は設営段階に
(第4届進博会、第1批展品到達 進入布置準備階段) 新華社2021/10/24
【新華社上海10月24日】中国上海市で来月開かれる第4回中国国際輸入博覧会の第1陣の展示品が23日、会場の上海国家会展中心(国家エキシビション・コンベンションセンター)に到着した。輸入博は本格的な設営段階に入った。
同日到着したのはドイツと日本からの大型機械で、会展中心北広場に設けられた赤枠内に運ばれると、消毒器具を持った職員数名が駆け付け、消毒を実施した。
4年連続の出展となるドイツのフォークリフト大手ユングハインリッヒは今回、アジア初投入の電動けん引用トラクターと中国初出展のリーチトラックを展示する。
同社の白大平(はく・たいへい)中国エリア総経理によると、同社の展示品は第1回で「全会場で高さが最高」、第2回で「フォークリフト分野で最速」だったほか、第3回はフォークリフトの「活用範囲の広さ」に重点を置くなど、毎年進展を遂げているという。今年は360度自在に旋回し、倉庫の保管効率を最大30%引き上げられる製品を出展する。
日本の金属加工機械大手、アマダの自動金型交換装置搭載ベンディングマシンも到着した。同社の責任者は、同装置の大規模総合展示会への出展は今回が初めてだと説明。自動金型交換装置の搭載により従来手作業だった金型段取りを完全に自動化し、曲げ加工の生産性を最大化したという。
上海国家会展中心運営センターで展示会物流を担当する馮剣輝(ふう・けんき)高級経理によると、会場搬入を行う運送会社の運転手や現場作業員は新型コロナウイルスのワクチン接種や核酸検査を既に済ませており、展示品も車両ごと事前に消毒しているという。
上海の通関地に一時輸入された展示品は、23日時点で150ロットに上った。輸入博展示品は98%が既に国内に到着しており、今後は展示エリア全域で設営準備が本格化する。ブース設営と展示レイアウトは11月2日前後の完了を見込んでいる。(記者/周蕊、李彥涵)
*JCCB:中国輸入博覧会設営段階に 日本企業の展示品上海に到着
●第4回輸入博、新型コロナ感染対策計画を発表
(第4届進博会発表新冠感染対策計画) 新華社 2021/10/22
【新華社上海10月22日】中国上海市で来月開かれる第4回中国国際輸入博覧会(輸入博)の新型コロナウイルス感染対策全体計画が20日、発表された。計画によると「全プロセスのクローズドループ管理、チェーン全体のトレーサビリティー、全員ワクチン接種、全数核酸検査、全員入場検査」などの措置を講じ、「国境、都市、地域、展示エリア」の感染予防・抑制ラインを厳格に構築し、輸入博の円滑な開催を保証する。計画は以下の内容を求めている。
「都市の入り口」を確実に守る。人とモノの入国検疫を厳格に実施する。輸入コールドチェーン食品の検疫を強化する。
輸入博専用ホテルの分類管理を強化し、特別来賓、新型コロナ感染症の中・高リスク地域に指定されている国内の省(自治区・直轄市)からの参加者を専用ホテルに宿泊させる。
交通機関を利用する乗客、展示エリア周辺の主要駐車場利用者は全員検温を受ける。コールドチェーン食品はチェーン全体の感染対策を強化する。
上海市外から訪れる全出展者と来場者は、上海到着前48時間以内の核酸検査陰性証明書を提出する。
中国本土の全出展者と来場者は、展示エリアに入る14日前までに、新型コロナワクチンの接種を完了しなければならない。
上述の核酸検査、ワクチン接種、健康管理の登録情報が問題ない場合のみ、入場証明書が有効になり、展示エリアに入ることが許可される。
活動範囲を厳しく規制する。全出展者と来場者は展示エリア内では常時マスクを着用する。展示エリア内ではコールドチェーンを利用した輸入食品を販売せず調理加工されていないコールドチェーン利用食品を試食用として提供しない。
*JCCB:中国輸入博 新型コロナ感染対策計画発表
●日本企業の輸入博に出展する製品が上海外高橋港に到着
(日本企業的進博会展品到達上海外高橋港) 人民網日本語版 2021/10/22
第4回中国国際輸入博覧会(輸入博)の展示品を積んだマーシャル諸島船籍のコンテナ船「泛亜協和/CONSISTENCE号」が21日に無事、上海外高橋港に到着し、停泊した。中国新聞網が報じた。
日本の徳山港からやって来た同コンテナ船には、日本の出展企業が展示する、うどんやアイスクリーム、インスタント麺、パスタといった食品が入ったコンテナ2つが積載されていた。
第4回輸入博の開幕が近づくにつれて、外高橋港では、輸入博展示品を積載した国際船舶の入港のピークを迎えている。(編集KM)
*JCCB:中国輸入博 日本企業の展示品が上海に到着 日本企業へ
2018年第1回中国国際輸入博覧会